2018.05.11 23:50|食文化/食事情
アイルランドのソーセージはおいしいなと思います。
アイルランドに来た当初は、この国のソーセージに慣れるまで時間がかかりました。
似たような経験をされる日本の方は多いのではないでしょうか。
アイルランドのソーセージは、「パリッ」という歯ごたえがありません。ついでに言うと中が「ジューシー」というほどでもなく、どちらかというと皮は「モサッ」、中は「パサ」でしょうか。ええ~、これがソーセージなの?

更に驚いたのは、アイルランドのソーセージはつながっているということ。
スーパーで購入するパックに入ったものでも、つながっていることがほとんどです。
こちらはエニスのお肉屋さんで買ったトゥールーズ風ソーセージ。

ソーセージはつながっている (2)

やっぱりつながってる。
つながっているので、ソーセージとソーセージの間をナイフやハサミでちょきっと切らなければなりません。
それもそのはず、ソーセージってそもそも腸詰めですから、作る過程においてはつながっているのですよね。
日本にいた頃は考えもしませんでした。

ソーセージ

アイルランドに旅行でいらっしゃる皆さんは、アイリッシュブレイクファストとして朝食でいただく機会があるかと思います。
食感は日本人になじみのあるものとだいぶ異なるアイルランドのソーセージ。私が今まで食べた中で一番おいしかったソーセージは、友人が自宅で手作りしたソーセージです。それも、彼が自ら育てた豚のお肉で作ったソーセージ。あれはおいしかったなあ・・・。

ちょっと昔まで、アイルランドの人々は自宅でソーセージを作っていました。お肉だけでなく、ハーブやスパイスなども好みで入れて、その家のソーセージの味というのがきっとあったはずです。

アイルランドのソーセージ。皆さんもぜひ試してみてくださいね。

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2018.04.30 07:36|食文化/食事情
今年も畑のルバーブが大きくなってきました。
オーガニックの肥料をご近所さんからたくさんもらったのでこれを与えたら、見る見るうちに大きくなってきたのです。

ルバーブ2018

大きい葉のついた茎を選んで何本か切り取って使っても、数日後にはまた同サイズの茎が何本も生えています。
これはどんどん使っていった方が良さそうだわね。
とりあえず、私の定番ルバーブタルトを焼くことにしました。

ルバーブの茎をきれいに洗ってナイフで切りはじめると、その柔らかさに驚きます。
そして、土中から出てきたばかりの若い茎は惚れ惚れするような香り。いつまでも嗅いでいたい、幸せな香りです。

春のルバーブタルト2018 (7)

おいしそうにできました!
(レシピはこちらの記事に載せています→畑のルバーブでタルトを作る

春のルバーブタルト2018 (5)

ルバーブはその酸味が特徴ですが、春のルバーブは酸っぱ過ぎず、砂糖の甘みを邪魔しません。
ちょっと感動的なお味です。

春のルバーブタルト2018 (3)

ルバーブタルトは多くのアイルランド人たちにとってふるさとの味。母の味。
ディナーのあとのティータイムに、おいしいアイルランドの紅茶と一緒にいただくルバーブタルトは格別です。

アイルランドの気候はルバーブ栽培に最適のようですが、暑さに弱い植物とは言え日本でも栽培が可能のようです。和名はショクヨウダイオウ(食用大黄)。地植えで、プランターで、ぜひ皆さんもお試しを。

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2018.04.24 00:19|豊かな暮らしを考える
私の知っていた女性が突然亡くなりました。
日本に暮らしていた頃にアイルランド音楽を通して何度かお会いしましたが、友人と言えるような親しい間柄ではありませんでした。アイルランド不定期便をいつも熱心に読んでくださり、日本で知り合いだった頃よりもインターネットを通しての交流で彼女のことをより知るようになった気がします。
知らせを読んだ時には頭が真っ白になりました。
急死されたその日にも、私のところには彼女からのコメントが寄せられていました。人の死は時にこんなにも突然にやって来るものなのでしょうか。死を予期せず明日の予定もあっただろう彼女とパートナーの彼、そしてご家族の皆さんを思うと不憫でならず、今でもほろほろと涙があふれてしまうのです。
どうぞ安らかに。どうか安らかに。

今日は、愛の話をしたいと思います。

気が向くと、音楽セッションを楽しむために村のパブに行きます。マーティンは、このパブによくお酒を飲みに来ています。
飲み物を頼んでいる時にたまたま横にいたのをきっかけに、初めて言葉を交わしました。
私はマーティンを知らなかったけれどマーティンは私がどこの誰だかを知っていて、15年前に亡くなった共通の知人の話などをしていました。優しく穏やかな紳士です。
しばらくすると、マーティンがこんなことを言います。

「どうだろう、君は私の妻を知っていたかな。どうだろう。素晴らしい女性だったんだ。うん、おととし亡くなってね。癌だった。分かった時はもう遅くてね。私の知っている中で最も美しい女性だった。明るくてね。どうだろう。君は彼女に会ったことがあったのかな」

「さあ、どうでしょう。あなたのことも今知ったばかりだから」と答えると、

「うんうん。そうだよね、それもそうだ。でね、これが彼女なんだよ」と言ってマーティンはパンツのポケットから祈りのカードを一枚取り出し、そこに写った亡き奥さまの写真を見せてくれました。

アイルランドでは人が亡くなると、故人の写真が載った祈りのカードを葬儀に来てくれた人々に渡すのが風習です。

マーティンがカードをポケットから出した際の手の動きから、私と話している間もずっとポケットの中の写真をにぎりしめていたことがことが分かります。

桜の木2017 (4)

あとから親しい友人とマーティンの話をしていると「彼はね、いつも誰にでもそうなのよ」と言います。

新しい誰かに会うと、その人が奥さまを知っていたかどうかさり気なく訊ねるのだそうです。
まるで亡くなった奥さまの記憶を記録し直すかのように、2年経った今でも自分の知らない人と彼女とのコネクションを探し求めるマーティン。

「最期まで彼女の世話を自宅でして、看取ったのも彼だったのね。彼女への愛情がすごく深かったから、残されたマーティンはかわいそうでね。周りの人たちも辛くなるほどだったって」

「今年に入ってからだよ、マーティンが再びパブに出てくるようになったのは。少しずつ社交もし始めて、彼にとってもいいことよね」

泉から湧き出る水のように途絶えることのないマーティンの亡き奥さまへの愛は、誰も侵すことのできない神聖なものです。
愛する者を失ったら、人は時にこんなにも弱くなっていいし、周りはそんな弱い人をここまで優しく見守っていていい。
あたたかい社会だなと思いました。

我が家の庭にある日本の桜が今満開です。さまざまな思いを胸にまだ小ぶりなこの木の下に立ち、今日も花を見上げます。

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2018.04.18 14:16|地域コミュニティー
夕飯を作っていると、真っ暗な中我が家の裏口ドアがガチャンと開いて、当時6歳の近所の女の子が懐中電灯を持って入ってきました。
「ハロー、エリカ。あのね、今ダディーがディナー作ってるんだけど、卵が足りないの。1個もらってもいい?」

「もちろんよ!ほら!1個でいいの?」

「うん。ありがとうー。バーイ」

ときどき、こんなことがあるのです。
ほかにも「小麦粉1カップちょうだい!」とか「2時間だけ子ども見ててもらえる?」など、ご近所さんならではのお願いがときどきあります。

迷惑とも失礼とも思いません。それどころか、気安くこうしたことを頼める関係を嬉しく思います。
困った時には私も彼らに頼めるという安心感もあります。いいこと尽くしです。
持ちつ持たれつ、お互いさま。

こんな時、アイルランドではもらった卵のお金を現金で払うなんて粗相をしてはいけません。
いちいち細かくお金の計算をしたり、些細な額のお金で人の親切を解決しようするのはまったくのタブー!ここはどんぶり勘定、大らかに寛容に、でも借りは忘れない、というのがアイルランド流です。

明らかに相手に負担を強いる無理なお願いをしたり、何度も一方的に頼んだり・・ということは絶対にないのですね。この判断は社会人であれば見当がつきますし、相手との距離をお互い把握していればトラブルになることもありません。

信頼関係があってこそ。
この人たちなら大丈夫。彼らは身勝手な行動をしたり私たちを都合のいい時だけ利用したりしない。
口に出さなくてもいい信頼がお互いあってこそ成り立つのが人間関係、近所づきあい、フレンドシップではないかなと思います。

Glendree Garden Party 2015 (5)

先日ある午後の時間に近所の奥さんからメッセージが来て、「今夜二人(夫婦)で外出することになったんだけど、ベビーシッターが見つからなくて困ってるの。エリカのところで二人の子どもお泊まりさせてもらうことはできる?」と頼まれました。
常日頃から我が家を出入りしている子どもたちだし、お泊まりも何度もしたことがある。特に何も用事のない夜だし「全然大丈夫だよ」と快諾すると「あ~、ほんっとに助かる!ありがとう!」と感謝されました。
数日後にこのお母さんが我が家にやって来て「これは先日のお礼。突然のお願いだったのにありがとう」と言っておいしいワインを1本届けてくれました。「こんなことしてくれなくても全然いいのに」と言うと「気持ちだから」とのこと。

卵一個もらっただけで「お礼に」とワインをあげてしまうと、今度は相手が私にお願いをする時に同じレベルのギフトを要求しているようにも思われてしまう。だからこそ些細なお願いは大らかに寛容に、がいいのですね。

日本では社会のモラルとして「人さまに迷惑のかからないように」ということを大切にしますね。
でも、もしこんなことを迷惑と呼ぶのだとしたら、私はお互いに少し迷惑をかけ合いながら生きていく方が好きです。そうした中で横のつながりができていくし、社会の一員としてどう振る舞うべきかを学んでいける気がするのです。
「そんなことで私たちに頼って来ないで下さいよ!卵なんて車でひとっ走りして自分で買ってきてください!」というのはあまりに冷たく貧しく、さびしい近所関係ではありませんか。

お互いさま。

失いたくない精神です。

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2018.04.13 00:29|アイルランドの自然
子どもの頃、水の中にカエルの卵を見つけて嬉しくなった思い出が皆さんにはありませんか?
カエルの種類によって卵の形も違いますが、日本だとチューブ状のものもあったりして楽しいですよね。

私の暮らす東クレア地方は水はけの悪い貧しい土地が多く、雨が降るとぬかるんで仕方ありません。
数年前にこの土質を利用してパットさんがショベルで穴を掘って、小さな池を敷地のあちこちに作りました。
すると、今度はここにカエルがやって来て卵を産むようになったのです。

カエルの卵

しばらくするとそれが羽化しておたまじゃくしになります。
音符のような形の真っ黒のおたまじゃくしが、懸命に尻尾を動かして四方八方に泳ぐ様子は大変微笑ましく、いつまでも眺めていたくなります。

おたまじゃくし (2)

春を告げるもの、というのはいろいろありますね。
クロッカスや水仙の開花、ツバメの到来、カッコウの鳴き声、ミツバチの羽音。日本ではもちろん何より桜が春の代名詞でしょうか。
おたまじゃくしの動画を作ってみました。アイルランド田舎生活2本目のYouTube動画です。



どこに住んでいてもどんなに忙しくても、ふと立ち止まって辺りを見回せば必ず見つかる、春を告げるもの。
私にとっては子どもの頃の自分と再会する瞬間でもあります。
皆さんの近くには、もう春が来ていますか?

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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