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フィークルで集まった寄付金

2011.05.01 08:56|アイルランドの音楽
大成功に終わったフィークルでのチャリティーコンサート。
集まった寄付金は、なんとこの夜だけで2000ユーロ以上でした。お客さんが100人入っていたとして、入場料は10ユーロですからその2倍の額です。
私たちの計画では、入場料とは別にもっと寄付をしたい人がいれば募金箱を用意して受付に置き、ここにお金を入れてもらうつもりでした。
それがお客さんが入場してくると、多くの人が20ユーロ札、時には50ユーロ札を私たちに手渡し、「おつりは要らない」と言うのです。そう、これこそがまさにアイルランド流の寄付の仕方だったのです。入場料はここで払って、更に寄付したい人はこの箱に・・なんてそんなまどろっこしくてけち臭いことをアイルランド人がするはずがなかった・・!やっぱり私はこの人たちが好きだなあと思った瞬間でした。

印象に残った家族がいました。
日本人のお母さんとアイリッシュの旦那さん、それにお子さん4人でいらして、「新聞で記事を読んでコンサートのことを知り、ラヒンチから来ました」とのこと。ラヒンチと言えば海沿いですからフィークルまではかなりの距離です。「震災が起こってから私も何かがしたくて。でもここに来られて嬉しいです」とおっしゃったお母さん、多めの寄付金をいただきました。子どもは入場無料と決めていたコンサートでしたが、4人のお子さんがみなこちらに5ユーロ札、10ユーロ札などをそれぞれ差し出しています。「お子様からは入場料お取りしていないんですよ」と言うと「この子たちも自分のお小遣いから出したいというので受け取ってください」とおっしゃいます。一瞬感激のあまり言葉に詰まってしまいました。

この夜に集まった寄付金とは別に、コンサートの企画を知った友人や地元の人々で「コンサートには行けないけど、これは私から」と言って手渡された寄付金も入れると、合計で2500ユーロ以上(日本円で32万円強でした)の寄付金がフィークルで集められました。
コンサートの翌々日にはこの寄付金が日本へ渡りました。送り先は、日本財団です。今日明日にでも必要な物資、援助など被災者の皆さんの手に直接届くところで使われることを祈っています。

寄付金とは別に、コンサートではプログラムに桜の花の形に切った小さなメッセージカードを添えました。コンサートの終わりにトモミさんが説明をしてくれ、このメッセージカードもずいぶん集まりました。
中には「あなたのFURUSATOが一日でも早く戻ってきますように」と、コンサートで歌われた「ふるさと」にちなんだメッセージもありました。このメッセージカードは仙台市の施設に送られ、そこで展示してもらえることになっています。

以上、長くなりましたがこれでコンサートのレポート終了です。
震災が起きてから7週間、原発の問題も含め課題は今も山積みです。遠いアイルランドからできることはわずかですが、今は日本人の強い精神力を信じて被災者の皆さんと心を共にしていきたいと思います
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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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