FC2ブログ

再び。この冬紡ぐぞ、アルパカウール

2019.11.27 12:39|毛糸と私
11月も半ばとなりました。日本もずいぶん寒くなってきたのではないでしょうか。
私にとって、夏はもっぱら畑で自分たちが食べる野菜を育てる季節。日が短く天気の悪い冬は、家の中で毛糸を紡ぎ、編むという手仕事に没頭しています。家族のためのセーターなども編んでいますが、私がアイルランドの毛糸販売をしているCreema(クリーマ)さん、そしてアイルランドの毛糸を使った作品を出品しているハンドメイド通販 iichi(いいち)さんを通して、11月に入ってからご注文を立て続けにいただき、忙しい日々を送っているのです。

この冬には新しい作品も出したいし、アイルランドのウールを使った手紡ぎ糸も販売していきたい。この冬に紡ぐ予定の原毛は夏の間にたまりにたまり、私のワークスペースはもこもこのウールが詰まった大きなバッグで足の踏み場もありません。
アルパカたちに会いに行く」という先月の記事でご紹介した、紡ぎ仲間の一人ヴァレリーが運営するアルパカ農場を訪れた際、思わぬ手土産をいただいてしまいました。

帰り際、「エリカ、これは今日のオープンデイを手伝ってくれたお礼。紡いだら感想聞かせてね」と言ってヴァレリーがアルパカのウールをプレゼントしてくれたのです。優しいキャラメル色で、しかもきれいに梳かしてある。
うわー、これは紡ぎがいがありそうです。

Loophead Alpaca 2019 (3)

さて、ウールが梳かしてあるとはどういうことでしょう。これは、糸を紡ぐ際の下準備としてカーディングというプロセスがあり、金属のブラシのような道具、カーダーを使ってウールを梳かすことを指します。カーディングをすると小枝や汚れなどがあらかた落ちる上、スムーズで紡ぎやすいウールになります。ヴァレリーのスタジオにはドラムカーダーと呼ばれる大型のカーダーがあり、これであらかじめ梳かしてくれたのが、今回いただいたアルパカウールだったのですね。

オープンデイの日には、手持無沙汰の娘のリラとその友だちエイヴァがドラムカーダーを発見。初めて使わせてもらうことになりました。

Loophead Alpaca 2019 (17)

少しずつウールを流しこみながら、ハンドルを回すとドラムが回転し無数の歯がウールを梳かし始めます。
ぐるぐるぐるぐる。

Loophead Alpaca 2019 (14)

力仕事ではないのと、次々に手元で出来上がっていく作業が楽しくて二人とも没頭。延々とドラムカーダーを回し続け、私が持参したグレイの羊毛をきれいに梳かし、ロール状になったものをどんどん運んできてくれます。
この日に訪れたお客さんの対応を一人でしていたヴァレリーも、「カーディングのデモンストレーションをしてくれて助かったわよ」と嬉しそう。

そんな一日の終わりに、ヴァレリーはキャラメル色のアルパカウールと一緒に「これは私のところのアルパカではないのだけど」と言って白いアルパカの毛も一緒に持たせてくれました。

Loophead Alpaca 2019 (1)

こちらは刈られたままの状態のウール。ごみもほとんど混入していない様子だし、このまま紡げそうです。

Loophead Alpaca 2019 (2)

ふわっふわ。
そそられます。

Loophead Alpaca 2019 (9)

食べ物でもウールでも、その土地で生産されたものが、こうして人と人との直接のつながりを経て回っていく。これ、私にとってはとても意味のあることです。

Loophead Alpaca 2019 (15)

サンルームの隅っこにごちゃごちゃと紡ぎ車や羊毛の入ったバッグが散乱している私の作業場に比べたら、ヴァレリーのスタジオは本当に素敵でした。いつか私も自分だけのスタジオが持てることを夢見て・・。

手仕事に忙しいこの冬、どうにかしてヴァレリーのアルパカの毛を紡ぐ時間を作りたいものです。アイルランド産のアルパカウール。このウールが毛糸に生まれ変わったら、また皆さんにご紹介したいと思います。

望月えりか 初著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」
オンラインほか、全国の書店にて販売中
jig-01_帯付き_RGB
望月えりか@Instagram ―暮らしの中の美しいものを記録しています―
望月えりか @Twitter ―心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています―
↓クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!

オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
DSCF9221.jpgバリーズティー画像 (11)キャンベルズティー (7)
「ハンドメイド、手仕事のマーケットプレイスCreema(クリーマ)」にてアイルランドの毛糸を販売しています。
DSCF8878.jpgDSCF8815.jpgDSCF8816.jpg
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」にて毛糸を使った作品を出品しています。
加工済みDSCF6934iichiに出店 (2)iichiに出店 (3)
関連記事

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
About Me

望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

Latest Articles

Twitter

facebook

Categories

Click, please!

クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ

Visitors

Monthly Archives

ブログ内を検索する

Links