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ほどいて編み直す。これもまた楽し

2018.03.09 00:49|毛糸と私
学生時代に渋谷の町のどこかで買ったセーターを、未だに持っていました。
パターンなど何もないシンプルなセーターで、桃色の控えめなグラデーションがきれいです。これは私の色だな!とピンと来て迷わず購入したことを今でも覚えています。

ほどいて編み直す (5)

このセーターは大きめに作ってあって、がばっと着れます。そのためほぼ部屋着の感覚で愛用していました。
自分の持っている服の素材が何であるか、以前よりも敏感になってからはこのセーターが羊毛100%であることにも気づきました。洗濯方法などの表示はなく、メーカーの名前もありません。唯一のラベルには、ただ「WOOL 100% MADE IN NEPAL」とあります。ネパールで作られたのかあ。

素材も色も好き。
でもただ一つ気になる点が。どうも形がよろしくないのです。
カジュアルに羽織れるのは嬉しいのですが、もう少し私の体に馴染んでくれる形であったならもっと愛せるのにな。もったいないな。どうにかならないかな。

悩んだ末、思い切って一度セーターをほどき、自分で編み直してみることにしました。

ほどき始めると、思った通り良い毛糸です。
メリノウールのようななめらかさはなく、しっかりとした羊毛本来のらしさを備えた私好みの毛糸です。
これはほどいて編み直す価値がある。

ほどいて編み直す (4)

上に向かって薄くなっていく淡いグラデーションがそのまま残るように編みました。袖を元のものより心持ち長めにしてみると、袖口が手の甲をてろっと半分覆ってくれ、これが誠に気持ち良いのです。だぼだぼだった袖が消え、シェイプのなかった胴部分もすっきり。
着心地は、抜群です。

編み終わると、毛糸がだいぶ余ったようです。
この分軽くなったということなのでしょうね。

ほどいて編み直す

メーカー名のないネパールで作られたセーター。もしかして手編み?と期待したこともありましたが、自分の手編み部分と比較してみると機械編みであることが一目瞭然。残念!

今回の経験を通して、手編みの編地が一番良いなあとつくづく感じました。この風合いは機械編みには絶対に出せない。手触りさえ、ずっと柔らかな気がします。

ほどいて編み直す (2)

新しいセーターを買う必要はありません。
自分の手で作る力があれば、生きる力があれば、モノを丹念に使い込むことができ、形を少しずつ変えながらモノがよみがえっていく。この感覚が好きです。

生まれ変わった桃色のセーターは、袖を通すたびにホッと嬉しくなるお気に入りのアイテムになりました。

望月えりか @Twitter (心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています)
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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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