まだクリスマス

クリスマスは、アイルランドで最も大きな年間行事です。宗教的な意味でもそうですが、クリスマスはアイルランド人にとって家族が一緒に過ごす大切な時です。ばらばらに住んでいる家族がクリスマスの時にはそろって再会を喜びます。海外からもクリスマスに合わせてぞくぞくと人々が帰国し、空港はラッシュのようになります。
そういう意味では日本のお正月にとても似ています。

12月中旬からはクリスマスカードが行き交うようになります。家族や友人、ご無沙汰している人などにあいさつをするいい機会です。これは日本の年賀状のようですね。

12月25日がクリスマスデイで、この日の朝に子どもたちはサンタからのプレゼントを見つけます。
また、このクリスマスの日にはクリスマスディナーというちょっと特別な食事を家族でするのが普通です。
クリスマスディナーのメインは何と言っても七面鳥。一昔前まではガチョウだったそうですが、今では七面鳥が主流です。どの家でも七面鳥を丸ごと買ってきて、詰め物をしてからオーブンでじっくりと焼きます。それにローストポテト、ハム、芽キャベツの煮たもの、クリスマスケーキ、プディング、ミンスパイ、その他さまざまなデザートで食卓は華やかに彩られます。
食事の後はプレゼントを交換したり、ゲームをしたり、テレビで映画を見たり、家族で団欒をします。

でも、アイルランドのクリスマスはこの日だけではありません。厳密に言うと12月25日から1月6日まで(この日はリトルクリスマスと呼ばれる)がクリスマスです。お正月もクリスマスなのです。
12月中頃からみんなクリスマスツリーを飾り始め、町にもデコレーションが登場します。これらは1月6日まで飾られます。
日本のデパートで、イブの日の翌朝にはクリスマスのデコレーションを撤去して、代わりにお正月の飾りを作る光景を見たことがありますが、これはクリスマスを商用目的で巧みに利用した日本ならではと言えそうです。

私はアイルランドの長いクリスマス期間が、のんびりしていて好きです。
特に各家に飾られるクリスマスツリーを見ていると、本当に幸せな気持ちになります。大体どの家もクリスマスツリーを道路沿いの外からよく見える窓際に飾ります。ツリー以外にも雪だるまやサンタクロースなどの飾り、さまざまなライト、キャンドルで楽しく飾られ、夜のドライブはなかなか楽しいものです。
我が家も本物のクリスマスツリーを窓際に飾っています。

教会ではさまざまなミサが行われ、送られてくるクリスマスカードの中にも宗教色の濃い絵柄のものが多いです。25日は、アイルランドでは祝日です。翌日の26日もセントスティーヴンスデイというこれまた祝日です。クリスマスがこの国の暮らしに根ざした行事であることを感じます。
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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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