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カレンデュラ(キンセンカ)のオイルを作る

2015.08.05 23:22|手作りのある暮らし
アイルランドの庭の定番の花に、カレンデュラ(キンセンカ 金盞花)があります。
キク科の丈夫な花で、ポットマリーゴールドとも呼ばれますが、実際にはマリーゴールドとは別種の草花です。

我が家のビニールハウスにもカレンデュラがあり、明るい黄色やオレンジの花を次々と咲かせてくれます。

キンセンカ2015年5月 (6)

クリーム色のもの、八重のもの。見ているだけで元気になる花ですね。

キンセンカ2015年5月 (7)

小さな花瓶に挿せば、ダイニングテーブルが一気に華やぎます。

キンセンカ2015年5月 (1)

カレンデュラの花はそのまま食べられます。サラダに入れればアクセントになるし、乾燥させてお茶にしてもおいしいです。また、カレンデュラの花びらを使って、自家製のオイルを作ることができます。

本日は、こちらをご紹介したいと思います。

カレンデュラオイル(Calendula Oil)とは、カレンデュラの花をオイルにとじこめただけのシンプルな薬です。
抗菌作用があり、炎症を抑えるので傷口ややけどの癒えに、痛み止めにもなります。また、肌のくすみ、乾燥、湿疹にも効くと言いますから、カレンデュラは私たちの肌に効果的なハーブなのでしょう。

カレンデュラは、一株もあれば驚くほどたくさんの花をつけてくれます。まずはこの花びらを集めるところから。
花びらをしっかり乾燥させてから使うのが一般的で、私もこれに従いましたが、新鮮な花びらをそのまま使う友人もいます。

キンセンカ2015年5月 (10)

レシピは特にありません。身の回りにある空き瓶に、カレンデュラの花びらを詰められるだけ詰めます。
ここにオイルを流し込むだけ。花びらがすべてオイルに浸かるようにたっぷり入れましょう。
私はオリーブオイルを使いましたが、ひまわり油などでもOKです。高級な油を使う必要はありません。こんなのも嬉しいですね。

キンセンカのオイル2014 (1)

さあ、こちらが漬け込んだところです。これを、太陽の光がしっかり当たる明るい窓際に1ヶ月ほど置きます。これがポイントです。太陽の自然光でオイルをあたため、カレンデュラのエキスをオイルの中にしっかり抽出させるのです。

キンセンカのオイル2014 (2)

さあ、1ヶ月ほど経ったら花びらを濾します。神経質になることはありません。少しぐらい花びらが入り込んでも、気にしない気にしない。

キンセンカのオイル2014 (3)

カレンデュラオイルの完成です。
まあまあ、なんて美しいゴールデンオレンジでしょうか!

毎日使うようなオイルではありませんが、カレンデュラオイルを作る過程には何とも言えない満足感がありました。
また、もう一つの思いがけないギフトもありました。自家製の薬を作ることで「市場に出回っている薬や肌用クリームには、一体どんな材料が入っているのだろうか」ということを考えるきっかけをくれたことです。
かゆみ、湿疹に効くクリーム、きめ細かい肌を作るとうたう女性用オイル。私たちの周りにはこのような商品があふれています。でも実際にはこれらの商品に何が含まれているのかを確認することもなく、私たちは企業の宣伝文句を信じて商品を購入しています。

それと比べて、自分の庭でとれたカレンデュラの花を使って自分で作った肌用オイルは特別です。
出どころの知れた自家製オイルを、一抹の不安も感じることなく生活の中で使うことのできる幸せ。
お店で買う商品からは決して得られない贅沢な暮しのあり方です。

キンセンカ2015年5月 (5)
(花が咲き終わると、カーブを描いた種が結実、こぼれていきます)

日本ではカレンデュラの花びらを購入することもできるようですが、できれば自分で栽培しましょう。
小さな鉢に一株植えるだけでも、十分な花びらを集めることができます。
また、カレンデュラは水やりさえ怠らなければこぼれ種でどんどん増える手間要らずの植物です。
一株のカレンデュラの鉢がもたらしてくれる、こんな豊かな暮らし。ぜひ皆さんもお試しください。


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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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