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11月は死者の月

暦がかわって12月になりました。少し遅れてしまいましたが、「アイルランドにおける11月」のお話をしたいと思います。

ある日、夕食の席で娘のリラが「今月は死者の月だね」と言います。
学校の宗教の授業で習ったのだそうで、夫も「そうそう、いろんな魂がうそこらじゅうにうようよしてるよ~」と言って笑っています。

10月31日のハロウィーンが終わると、カトリック国であるアイルランドでは11月1日は諸聖人の日という祝日、2日は死者の日(万霊節)と呼ばれます。
11月は、アイルランドでは死者の魂がさまよっていると言われる月なのです。

具体的にはお墓参りがひんぱんに行われるのと、教会では通常にはないミサが行われたり、特別なお祈りも用意されます。

11月は死者の月
(夫の祖父が眠るフィークル村の墓地)

義母の話では、昔は11月になると暖炉の灰を毎日きれいに掃除し、昼夜を問わず家のドアを開け放していたそうです。ちょっと寒そうですが、「死者の魂がいつでも家に帰って来られるように」ということですね。
面白いなと思いました。

また、11月はアイルランドの人々にとって冬の始まりの月です。気候の不安定な月だからでしょうか、アイルランドに暮らしていると周囲で訃報の多い月でもあります。

そんな11月が終わると、アイルランドは一気にクリスマスに向けた準備で忙しくなります。
寒く長いアイルランドの冬を彩ってくれるクリスマスは、それだけでありがたい存在です。
そして、12月21日は冬至。一年で最も日の短い日で、この冬至を過ぎれば春に向けてまた少しずつ日がのびていきます。



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ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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