アイルランド音楽を伝える

2014.08.23 06:53|アイルランドの音楽
皆さんこんにちは。
久し振りのアイルランド不定期便です。前回の記事からこんなに空いてしまったのは、夏休みということもあってこうやって椅子に深々と腰掛けて、リラックスしていたからなんです。

フィークルキャンプ2014 (1)

というのは、嘘です。
こちらのブログでは、私はほとんどアイルランド音楽の話をしていない気がするのですが、この夏、実はこんなイベントを主催していました。

Feakle Irish Music Camp 2014
(ブラックバードミュージック主催)

ブラックバードミュージックというのは、名古屋に住む友人でアイルランド音楽をフィドルで演奏される小松大さんと、アイルランドに暮らす私が共同で運営している、アイルランド音楽の魅力を日本の皆さんにご紹介しているプロジェクトです。

今回、アイルランド音楽を実際に学ばれている日本の皆さんを対象にした音楽キャンプを、私の住むフィークル村で開催したのでした。
初めての試みということで、当初は参加者の方々が集まらないのでは?開催中止になるのでは?と心配していたのですが、結果的には11名の方にお申し込みをいただき、キャンプが見事に実現したのでした。

というわけで、上の写真もただ悠々と座っていたのではなく、このキャンプの一環である楽器別ワークショップの日本語通訳をしていたのでした。

フィークルキャンプ2014 (2)

こんな感じで。
3日間にわたって行われたワークショップは、アイルランド音楽で使用される3つの楽器、すなわちフィドル、フルート、コンサーティーナのクラスに分かれていました。
私が担当したのはフィドルで、この日はティペラリー州からアイリーン・オブライエン(Eileen O'Brien)という素晴らしいフィドル奏者を招きました。
クラスはどれも少人数制、各楽器を実際に演奏する日本人の通訳者を入れるスタイルで企画をしてみたのですが、演奏法を知っているからこその補足もでき、とてもやりがいのあるお仕事でした。

プロジェクトパートナーである大さんは日本にいらしたので、キャンプ全般を取り仕切るのはワタクシ・・。
至らない点も多々あったことと思いますが、「エリカさんが一番楽しんでるように見えましたよ」というコメントもあったようで、頼りになるんだかならないんだか・・という主催者でありました。

とは言え、大掛かりなこのイベントを一人で切り盛りすることはできません。
私の頼りになるパートナーは、高校時代からの親友でコンサーティーナを弾く、やはりアイルランド在住の丸田瑠香さん(私たち二人のストーリーはこちら)。
それに私の夫(フィドルを弾きます)、そして瑠香の旦那さんのオーインさん(アコーディオン奏者)です。

フィークルキャンプ2014 (4)

旦那二人組には、アイルランド音楽全般に関するワークショップをしてもらっただけでなく、子どもたちを家で見てもらったり、夕飯の支度をしてもらったりと陰の立役者的な強力サポートをしてもらいました。ありがとう。

楽器を習うだけではアイルランド音楽の全体像はなかなか見えてきません。というわけで、このキャンプでは午後のアクティビティーとしてこんなものも組んでみました。

アイルランド音楽はダンスのための音楽です。
ダンスのステップを踏むことで、少しでもこの音楽の持つリズムのヒントが見えるのではないかなと思い、フィークルでセットダンスと呼ばれるスタイルのダンスを教えているマリーにクラスをお願いしました。

フィークルキャンプ2014 (5)

ダンスクラスはほんわかと進行・・・というのは大間違いで、参加者の方曰く「地獄のセットダンス猛特訓クラス」と化し、皆さんゼイゼイ、ヘトヘト。でもすごく楽しかった・・・!!お疲れさまでございました。

打って変わって、翌日はお天気にも恵まれたほのぼのウォーキング。

フィークルキャンプ2014 (6)

道端に実るブラックベリーをつまみながら、天国のような心持ち!「まさに天国と地獄を味わえるキャンプ」という称号をいただきました。

その後は我が家で手作りピザのホームパーティー。皆さん、庭を見学に行ったりおしゃべりしたり、思い思いに楽しんでいただけたようです。
それから、地元の音楽家と歌い手を招いたハウスコンサートがスタート。
我が家のサンルームがステージに変身です。ミュージシャンたちの背後で我が家の猫がうろうろしたり、窓の外に例のカモたちが右往左往したりもしていましたが、リラックスした雰囲気の中、とても贅沢なコンサートとなりました。

フィークルキャンプ2014 (3)

アイルランド音楽を学ぶためとはいえ、こんなに辺鄙な片田舎まではるばるいらしてくれた皆さん。キャンプが終わる頃になると、最初は面識さえなかった皆さんがこんなに仲良くなっている!企画者の私にとって、こんな素敵なことが自分の住む村で起こっているということが、とても感動的でした。

ワークショップをお願いした講師は8名。他にもパブでの音楽セッションのホストを務めたミュージシャン、コンサートでパフォーマンスを披露してくれた歌手やミュージシャン。通訳や写真撮影を担当してくれた在アイルランドの日本の友人たち。彼らに直接連絡を取り、キャンプの主旨を説明して依頼を快諾してもらい、山あり谷ありの企画でしたがおかげでこんなに素晴らしい経験をさせてもらうことができました。

また、ここ東クレアで私を知る人々のサポート、ワークショップの会場を快く貸してくれたパブのオーナーたち。
参加者の皆さんと、キャンプに関わってくれたすべての皆さんが作り上げてくれた、夢のような時間でした。
本当にどうもありがとうございました。

アイルランド音楽は、私のアイルランド田舎生活の大事な一部です。
そもそもアイルランド音楽に出合っていなかったら、今私はここに暮らしていません。
アイルランド音楽を伝える。
ここにいるからこそできること。アイルランド西部の田舎に暮らす日本人だからこそできること。そんな何かを見つけたいと思いながら暮らしてきたけれど、今少しずつ、光が射してきたように感じています。

アイルランド音楽に興味がおありの方は、私たちブラックバードミュージックのブログをぜひ覗いてみてください。
こちらのブログで、アイルランド音楽のさまざまなお話をさせてもらっています。このキャンプの詳細レポートも、ここでアップしていく予定です。
ブラックバードミュージック アイルランド音楽ノート

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また次回の記事から、いつもの不定期便に戻りたいと思います。ふう。
これからもどうぞよろしくお願いします。



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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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