夜の10時に遊びに出かける

2014.09.23 06:20|アイルランドの音楽
私にとってはもう慣れっこになっていたけど、これって実はちょっとおかしいのかもしれない、と思ったので記事にします。

私はときどき一人で夜遊びに行きます。
夜といったら本当に夜なのです。夜の10時ちょっと前に家を出ます。

行き先は、こちら。

夜の10時に外出

我が村フィークルにあるパブ、ショーツ(Shortt's Bar)。
毎週木曜日に行われている、アイルランド音楽のセッションに参加させてもらうのです。

このセッションは年中無休でやっており、フィークルから少し離れた村に住むシェイマスというボタンアコーディオン奏者がホストとなって進行します。シェイマスは農夫ですが、アルバムも出しているほどの腕でこのセッションを20年以上務めるベテランです。

セッションとは、音楽を演奏する人々が集まってお酒を飲んだりおしゃべりを楽しみながら、アイルランドの伝統音楽を演奏する場のことを指します。

ここショーツバーの木曜セッションは、私にとっては顔なじみのミュージシャンたちが多く、また地元のパブでもあるので一人でも入りやすいのです。
観光客の姿はほとんどありません。このパブはフィークルの地元の人々を相手に商売をしているので、ものすごくローカルな雰囲気が充満しています。
お客さんの年齢層も高いし、アイルランドの田舎のパブは概して男性中心です。
でも、ここに来れば誰かがいる。顔なじみの仲間に会える。アイルランドの田舎の人々にとって、パブは大切な社交の場なのです。

ここに混ぜてもらって、シェイマスの定番の曲を一緒に弾きます。
友人とお酒をおごり合い、おしゃべりもしながら音楽や歌を楽しみます。時には村の人たちが8人の組になって音楽に合わせてダンスを踊ることもあります。

誰に見せるでもない、自分たちが楽しむための音楽。
10代の若者から90近いお年寄りまで、夜の1時近くまでこのパブで過ごします。

シェイマスのセッションは、いつもアイルランドの国歌で締めくくられます。
日本人の私もイタリア人、イングランド人の友人も、みんな一緒に演奏します。バーにたむろしていた村人や長椅子に腰かけていたお年寄りたちも立ち上がり、国歌をみんなで歌います。

私にとってはもう慣れっこになっていたけど、これって実はすごくアイルランド的な風景ですね。


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ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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