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アイルランドのソウルフード、ジャガイモの話

2014.03.24 07:39|食文化/食事情
最近、日本の方からよく「ソウルフード」という言葉を聞きます。
不思議なことに、英語圏に住んでいるはずの私はこの言葉を聞いたことがありませんでした。
もともとは「アメリカに奴隷として連れてこられたアフリカ系の人々の伝統料理の総称」ということですが、今では転じて「ソウルフード soul food」=「 魂のこもった料理」=「その地域で愛されている郷土料理や、主食として食されているもの」という意味で使われているようです。

で、アイルランドのソウルフードといえば「ジャガイモ」ということになるらしいのです。
ソウルフードなんて言うとすごくかっこいい感じがしますが、まあ要するに「アイルランドの主食はジャガイモです」ということですね。そして、これは揺るがない事実です。

ジャガイモ2011-1
(我が家の畑で収穫したジャガイモ)

新聞の農業専門のページを読んでいたら、アイルランドのジャガイモに関する記事が載っていて、面白く読みました。

それによると、世界には5,000種類以上のジャガイモ品種があるのだとか。
ヨーロッパには16世紀にジャガイモが紹介され、アイルランドでは1663年に初めてジャガイモが収穫された記録が残っているそうです。
また、19世紀と比較すると近年のアイルランドではジャガイモに依存する(?!)割合が減ってきているのだとか。米やパスタなど、新たな炭水化物食品がアイルランド人の食文化にも浸透してきているためです。

それでも、ジャガイモはアイルランド人にとって大切な主食であることは今も変わりありません。

昔はほぼすべての家庭でジャガイモが育てられていましたが、近年に入ってからはアイルランドにもジャガイモ業者が現れ、ダブリン、ドニゴール、ミース、コークなどに集中しているとのことです。

スーパーのジャガイモ
(7.5キロのジャガイモが3.99ユーロ。日本円だと500円ちょっとでしょうか。エニスにあるスーパー、テスコにて)

面白いなと思ったのは、アイルランドの地域によって、主にアイルランド西部と東部において、好まれるジャガイモの種類が異なるという話。
風土や気候なども東部と西部では違うので、地域における農業の歴史にも関係しているのかもしれません。

さて、ジャガイモには、大きく分けて二つの食感があります。
ふかすと粉をふいたよう仕上がるジャガイモ(Floury 粉っぽい、と表現します)と、ぺっとりと蒸しあがるワックス状、もしくは石鹸状(WaxyとかSoapyと言います)のジャガイモ。
アイルランドでは圧倒的に粉っぽいジャガイモが愛されるのに対し、お隣のブリテン島(イギリスですね)やヨーロッパ大陸では一般的にワックス状のジャガイモが人気なのだとか。

夫はもちろん、私自身もふかすと粉をふいたようになるホクホクのジャガイモが断然好きですが、このタイプのジャガイモが好きなのってアイルランド人だけ?という記事にはちょっとびっくりしました。

さて、時は3月。そろそろアイルランドではジャガイモを植える季節です。そして数か月後には新じゃがの収穫があります。それなのに、我が家は昨年ジャガイモが大豊作で喜んだのはいいものの(詳しくはこちらの記事で→「今年は豊作のジャガイモ」)、納屋には今になってもジャガイモがどっさり!

残りのジャガイモ2014 (1)

さあさあ、この何十キロもあるジャガイモをどうやって食べきろう?最近の主婦の一番の悩みです。
そんなわけで、お次の記事ではジャガイモを大量に消費してくれるとっておきのレシピをご紹介!?するかもしれません。お楽しみに・・・。

残りのジャガイモ2014 (2)
(もう芽が出始めておる・・・!)

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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