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アイルランドのクリスマスディナー

2013.01.05 00:15|食文化/食事情
毎年12月25日のクリスマスの日は、夫の実家に行って家族や親戚でクリスマスディナーを楽しんでいます。
今年はコークに住む妹家族もやってきて、妹のマーガレットがディナーの用意をしてくれました。

決して大きな家ではないエニスの実家ですが、この日ばかりは15人ほどがひしめき合って交代制でキッチンにてディナーを食べます。

クリスマスディナー2012-9

アイルランドのクリスマスディナーと言えば、七面鳥が主役です。クリスマスの日の数日前からスーパーや肉屋に七面鳥が丸ごと出回り始めます。
大きいものでは5~6キロにもなるこの七面鳥を各家庭で調理し、いただくのです。
たいていはパン粉やハーブなどで作った詰め物をしてから、オーブンでじっくり3~4時間焼きます。

クリスマスディナー2012-3
今年はターキークラウンと言って手羽や足の切り落としてある七面鳥をいただきました。

昔は生きている七面鳥をクリスマスの1週間ほど前に購入して自宅の庭で餌をやり、クリスマス直前に一家の主がこの七面鳥を絞めていたそうです。

とは言え、七面鳥をクリスマスに食すという歴史はアイルランドでは実はそんなに古くはなく、七面鳥に取って代わるまではガチョウだったのだそう。夫の両親などは今でも「七面鳥は(ガチョウよりも)大きくていいけれど、何しろ味が淡白すぎる。ガチョウのほうが風味があった」とよく話しています。

さあ、クラッカーを引っ張ってディナーのスタートです。

クリスマスディナー2012-5

七面鳥の丸焼きのほかにも、アイルランドのクリスマスディナーの定番としてローストポテト、芽キャベツの蒸したもの、自家製ハムなどが並びます。

クリスマスディナー2012-4

子どもたちもじいじやいとこに囲まれてしっかり完食。我が家では絶対に登場しないコカコーラにもご満悦です。

クリスマスディナー2012-1

オコナー家のクリスマスディナーは、このほかにも野菜がたくさん。ローストしたにんじんやパースナップ、定番芽キャベツに紫キャベツ。これらを好きなだけ取り分けて、最後に熱々のグレイヴィーをたっぷりかけていただきます。
おいしい!

ディナーのあとはもちろんデザート。まずはトライフルと呼ばれるアイルランドではクリスマスに必ずといっていいほど出てくるデザート。

クリスマストライフル2012

フルーツ、カスタード、ジェリー、それに小さく切ったスポンジをシェリー酒に漬けたものが入っていて、上にクリームを乗せて食べます。シェリーの香りが引き立つ甘い甘いデザート。

最後は紅茶と一緒に特大のクリスマスケーキの登場です。

アイルランドのクリスマスケーキと言えばフルーツケーキ。義母の作るクリスマスケーキは中でも絶品で、直径40センチはあるドライフルーツたっぷりの贅沢なケーキです。11月半ばに作ってクリスマスまで寝かせ、しっとりと仕上げます。

クリスマスケーキ2012-1

今年のケーキはことのほか上等!これもアイルランドの母の味の一つでしょう。

食事が済むと、リビングルームにみんなで集まってプレゼントを開けたりテレビで映画を見たりと、のんびり過ごします。

クリスマスの日は、このように家に家族が集って過ごす日です。
子どもから大人まで、10代、20代の若者もまた然り。
12月25日は祝日であるせいもありますが、とにかく誰も出歩かない日なのでアイルランドの町はとても静かになります。車もほとんど走っていません。
家で家族と過ごす日。こういう日が一年に一度と言わず、何度かあるのはとてもいいことだと思います。

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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