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お祈りをする

ある日、夫がエニスから帰ってくると数冊の小さな手帳のようなものをテーブルに置いて「ママにこれを燃やすように頼まれた」と言います。

見ると、手帳と思ったのはすべてキリスト教のお祈りの本。
どれもとても古めかしく、誰かからの贈り物であったらしきものには手書きで「1966年」などと記述があります。子どもが洗礼を受けた時などに親戚などからいただくことも多く、中には夫が子どもだった頃に叔父からもらったお祈りの本もありました。
この「お祈りの本」というのは聖書とは違い、自宅や教会などでカトリック教徒の人が祈りをささげたい時に使うフレーズなどが書かれたものです。ときどき挿絵が入っていたりします。

お祈りをする2

義母は、こういったお祈りの本を多数持っていて、お昼にディナーを食べたあとベッドに横になりながら本を片手にぶつぶつとお祈りをしています。

これらのお祈りの本を万が一捨てる際は絶対にゴミ箱に捨ててはいけません。自らの手で燃やしてしまわなければいけないのです。これはしきたりのようなもので、カトリック教徒でない私にも何となく理解できるような気がします。
エニスの実家はガスストーブなので燃やすことができず、要らなくなったお祈りの本はいつも夫を経由して我が家にやって来るのです。

中にはあまりに使い込まれていて、燃やすのがもったいないお祈りの本もあって困ってしまいます。
私が使うことは一生ないにしても数冊は燃やさずにこっそりとっておこうと思います。

お祈りをする1
これなんてとってもきれいです。
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ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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