ショーン、初めて警察に通報する

2013.02.04 23:05|アイルランドで子育て
去年の夏のこと。
フィークルのフェスティバル中、私は周りの友だちに甘えまくってわがままし放題、子どもはそっちのけで音楽を楽しんでいました。

私の女友だちと村の通りを歩く我が子らを見て声をかけてくる人々よ。
その女性は彼らの母親ではありません・・・実の母親は子どもの世話をほっぽり出して、パブで飲みながらセッションしてます・・・ああ、不良ママもそこそこにしないと。

そのフェスティバルの最中、私たちはみんなで村のはずれにあるペパーズというパブにいました。
セッションが終わると、その時私の子どもたちを見てくれていた友だちが脇腹を抱えて「あ~、もう面白すぎておなかが痛い~、ショーンが今すんごい面白かったんだよ」とある出来事を教えてくれました。

フェスティバル中は昼間から皆さんお酒が入るので、しばしば警察がパトロールにやってきます。この日はペパーズの前にパトカーが停まって、警察官が巡回を始めたんだそう。

すると、警察官を発見した我が息子ショーンは「Garda(ガーダと読みます。アイルランド語で警察のこと)がいる!」と言って、私の友だちの手を引いてパトカーの近くにいた警察官のところへまっしぐら。

「どうしたショーン!」と何が何やらわからない友だちをよそに、ショーンは積極的に警察官に話しかけます。

「すみませ~ん、お願いがあるんだけど」(ショーン)
「はい、なあに?」(警察官)
「車(パトカー)の中を見せてほしいの・・・」(ショーン)
「・・・はい、いいですよ。じゃあこっちね」(警察官)
「あっ、警察の帽子があるっ!!ホラ、後部座席に!」(ショーン)

と大興奮のショーン。本物のパトカーと警察の帽子を間近で見ることができ、満足そうだったとか。

そのあとは警察のこともケロッと忘れたかのようにペパーズの外でボール遊びをしていたショーン。
するとしばらくして同じ警察官を再び発見。何を思ったのか再び駆け寄っていって

「あの~、すみませ~ん。もうひとつお話したいことがあるんだけど」(ショーン)
「(またこの子か・・)はい。何でしょう」(警察官)
「さっきね、そこでサッカーしてたら僕の足にボールをぶつけたのに謝らない人がいたんです・・」(ショーン)
「・・・そうか。そうだね、世の中にはときどきそういう失礼な人がいるんだよ。困ったものだね」(警察官)
「はい~」(ショーン)

ショーン!警察に通報!?
もうこの段階で、女友だちは笑いをこらえるのに必死。

普段は決して積極的なほうではないショーンですが、「これ」と思ったことには直進していく傾向があって、殊更男性に対してはひるむことなく向かっていきます。

面倒くさがらずに、最後まで真摯に対応してくれた警察官(私は見てないけど)に感謝です。
そしてショーン、アプローチの仕方はちょっと面白かったけど、警察官が何たるかを子どもなりにもちゃんと理解していることに、不良ママは感心しました。
きっと一生忘れないあなたの成長のエピソードです。

7歳1ヶ月リラ1
フェスティバル中にペパーズのオーナーの奥さんメアリーにもらった、フィークル村のTシャツ(?!)を着てポーズするリラとショーン
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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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