元気印のアイルランドのお年寄り

2012.05.24 18:09|豊かな暮らしを考える
アイルランドに来た頃から、いえいえ初めて訪れた日から、アイルランドはお年寄りが元気がいい!と思っていましたが、先日も改めてそう思わせる場面に出くわしました。

私が知り合ったある女性が母国アメリカに帰ってしまうというので、フィークルのパブの一つモローニーズで彼女の送別パーティーがありました。音楽を演奏してくれない?という話だったのでミュージシャンの友人たちにも声をかけて、夜の7時からセッションが始まりました。

この日はアメリカ人のケイトの送別会に加えて、メアリー・ワードさんというフィークルに住む女性の80歳の誕生日パーティーも企画されていました。それゆえ、モローニーズはいつにない賑わい。

メアリーさんは私のようなアウトサイダーにも何の区別なく話しかけてくる陽気な女性で、フィークルの村で彼女を知らない人はいません。
お友達に囲まれて談笑ののち、お誕生日ケーキが運ばれてきてメアリーがふーっとろうそくを吹き消しました。
おめでとう~。

メアリー写真


それにしても、80歳の女性の誕生日パーティーをパブでやるとはいかにもアイルランドの田舎です。

しばらくしてやってきたドンという名前の男性は、どうやらメアリーさんに「おめでとう」を言うのに駆けつけた様子。ドンさんは私がフィークルの日用品店スミスで働いていた頃からとても親切にしてくれ、今でも会うたびにかわいがってくれます。
この夜もあいさつ程度に話していたら、「私もそろそろ90だからねえ」。

・・・ですよね!

ドンさんは一人暮らし、足取りも話しぶりもしっかりしているし、車の運転もします。

そしてそして、この夜はもう一人の名物人物がモローニーズに。
マイコーさんはおそらくこの場所で最高齢でした。92歳。
マイコーさんは現役時代は家畜の売買のディーラーをしていた人で、そのせいか頭の回転が速く、今でもその鋭い感覚は健在です。
杖を片手にアイルランド人男性の昔の定番ハンチング帽にジャケット、革靴を履いたマイコーは、毎週日曜日になると村の教会のミサに行き、ミサのあとは村のパブを飲み歩くのが習慣になっているそうです。
毎週日曜日にどのくらいのお酒を飲んでいるのかは知りませんが、昼から夜までパブに入り浸っていることは確かです。
この夜もラガーのパイントを片手にみんなとおしゃべりしながら歩き回るマイコー。
彼は音楽も好きで、マイコーが聞いていると音楽にもぐーんと張りが出ます。
私たちが帰る夜の12時ぐらいには、ウィスキーを飲んでいました。

ふと思ったのですが、マイコーから見れば80歳のメアリーは12歳も年下なのかあ。
きっとこれも「世代が違う」と言うんだろうなあ。

そんなお年寄りたちが、夜の10時、11時になってもパブでお酒を飲んでるって・・・日本ではなかなかない光景なのではないでしょうか。

お年寄りが元気なのはいい国の証拠だなあ、と思います。

「年寄りは年寄りらしく振舞いなさい」なんていう枠はここにはなくて、いろいろな世代の人々がごっちゃになっておしゃべりを楽しんでいます。
ますますいい国だなあ、とにんまりしてしまった夜でした。

ショーンinモローニーズ
子どももいました!


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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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