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小さなコミュニティーに暮らす

2011.11.24 00:12|地域コミュニティー
フィークルの隣、車で20分ほどのところにスカリフ(Scarriff)という小さな町があります。フィークルの村にはない銀行やスーパーマーケットなどがあり、よく出かけます。

この前も図書館に行くのにスカリフの町へ行きました。町の入り口にある十字路を横切ろうとしたら、右から来た車にフィークルの友達が乗っているのを発見。すれ違いざまにお互いちょっと停車して窓を開け、「元気?」と挨拶を交わします。ふと見ると、道路の反対側でその友人が動いてくれるのを待っている車がいます。「あら、いけない」と思いつつよく見るとこれまた「○○の奥さんだわ」と知り合いです。
待たされるのにイライラするでもなく、笑顔でこちらを見ています。手を振って彼女に挨拶をして、友人との会話を切り上げ図書館へ向かいます。
本を借りる時に、今度はマウントシャノンというスカリフの更に向こう側に住む長年の友人を夫が発見、「久し振り~」とおしゃべりが始まりました。

隣町でこうやって友達に会うのはアイルランドの田舎では決して珍しいことではありません。
それだけコミュニティーが小さいということなのでしょう。みんなが知り合いといえるわけではありませんが、もしかしたら人を一人介せばすべての人がつながっているかもしれないという感はあります。
そういえばスカリフのオーガニックショップはうちのご近所さんのお母さんが経営してる、坂を下ると親友の働くオフィスがある、スカリフの学校ではこれまた近所に住む女性が教師をしてる・・などと考えていくと知り合いに全く会わないほうが不自然なくらいです。

このような小さなコミュニティーは、悪く言えばしがらみの多い場所かもしれません。でも、そんなことよりもみんながお互いを同じコミュニティーのメンバーとして監視するでもなく知っていて、いざという時に力になってくれるという心強さがあります。

都会で育ち、同じ階に誰が住んでいるのかも知らずに生活していた私にとっては新しい世界でしたが、今ではすっかりこのコミュニティーが居心地よく感じられるのです。
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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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