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2019.07.24 09:20|豊かな暮らしを考える
数年間使っている砂糖入れ、シュガーポットのふたが割れてしまいました。

砂糖入れのふた (3)

以前にも一度同じところが割れて、その時は接着剤でどうにかくっつけました。割れた部分はひびのように残ってしまい、決してもとの美しい状態には戻りませんでしたが、それでもふたとしてはちゃんと機能していたので使い続けていたのです。

今回は小さな破片がいくつもあります。これをくっつけるのは至難の業・・・もう修正不可能かも。

そもそも、このシュガーポットは日本の実家がある団地のバザーで見つけた品でした。100円だか200円だかで近所のどなたかが売っていたのを、気に入って購入したのです。中古だったのかな。
本体は問題ないのだし、どうにかして使えないものか。

考えた結果、新しいふたを木材で作れないかしらと思いつきました。
さっそく夫のパットさんに相談すると、「うん、いいんじゃない?」と言ってさっそく手持ちの木材で使えそうなものを見せてくれました。「数年前に家の周りで切った西洋トネリコの木を取っておいたんだよ。木目もきれいだし、どう?」

「これをまずは丸く切って、やすりをかけて形を整えて、最後にニスを塗る。簡単な作業だよ」

「簡単?ねえ、それだったらショーンにやらせてみようか」

11歳のショーンはものを作ることが好き。夏休みだし、ちょうどいいプロジェクトではないですか。
フィドルを修理したり、棚を手作りするダダを見ていて、以前から木工に興味のある素振りだったショーンに話すと
「Yeah, OK」

砂糖入れのふた (7)

パットさんに手伝ってもらいながら、少しずつ木製のふたが形になっていきます。
粗さの異なる紙やすりを順にかけていくと、木の表面がどんどんなめらかになっていくのが面白いらしく、誰に言われるともなくパットさんの工房にこもって作業に没頭するショーン。
ニスは蜜蝋がベースになった自然なもの。塗っては乾かし、数日かけて何重にも塗っていくことで色が深くなっていきました。

最後はふたを持ち上げるための小さな突起を中央に着けます。接着剤を慎重に塗って、装着後ははみ出した接着剤をきれいに拭う作業も忘れません。

砂糖入れのふた (4)

そして・・・完成!

砂糖入れのふた (2)

ぴったり!あ、スプーン用のスペースもちゃんと作ってある!
さて、この突起、何だか分かりますか?
そう、フィドル(ヴァイオリン)のペグですよね。これもショーンのアイディアです。

砂糖入れのふた (1)

いくらで買ったからとか、これは高かったんだからということではなく、自然素材のものでお気に入りのものというのは、いつまでも使っていたいと思います。使いこむうちに愛着も生まれ、いつしかそう簡単には捨てられなくなる。そんな「もの」たちに囲まれた生活ができたら、私たちの暮らしはもっと美しくなるのではないでしょうか。
できれば数は少なく、最低限のもので暮らせたら、更にいいですよね・・・なんて言っておきながら、我が家はそんな暮らしからはまだまだほど遠いな~。

シュガーポットのふた作りを通して、息子のショーンにもそんなことを感じてもらえたら。ママは嬉しいです。

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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