FC2ブログ
2019.01.16 23:10|食文化/食事情
この前の秋に初めて仕込んでみた、りんごのお酒、サイダー(シードル)。
(その時の様子はこちらの記事→「自宅のりんごでサイダー(シードル)作り」)

サイダー作りは、ワインのように何か月もかかるわけではないのよね、数週間で飲めるのよね、ということはあらかじめ分かっていたのに、クリスマスが終わった頃にハッと「あれっ、そういえばサイダーどうなってる?!」

最初は心配になるほどの勢いで発酵し、ガスをぽこぽこぽこぽこ出していたサイダーは、数週間後にどうにか沈静し、その時に一度ラッキング(Racking)といって底にたまった澱を除いてうわずみの液体を抽出する作業をほどこしました。
それからはリビングからのびるサンルームにずっと置きっぱなしだったのです。

ワイン作り2018

発酵中のほかのワインたちと一緒にしておいたからいけなかったのかなあ。忘れてごめんね。
発酵もほとんど終わり、液体の色もきれいに澄んでいます。

アップルサイダー2019年1月 (1)

週末のディナーの際にパットと二人で試飲してみることにしました。1ガロンのデミジョンの瓶から、直接グラスに流し込みます。
若すぎる味はまったくなく、見事に完成しています。そして・・・うわ~、おいしい!!!

あんなに苦労して作った甲斐があったというものです。
下の写真は、仕込んだ直後のもの。同じ液体とは思えません。
最初はこんなにくすんだ色をしていたりんごジュースが、発酵のおかげでここまで透明になるのですから不思議です。

アップルサイダー作り2018 (4)

仕込みから3ヶ月以上経った本日、ぽかんと時間ができたのでサイダーを瓶詰めすることにしました。
使うのはこちらのグリーン色のガラス瓶です。

アップルサイダー2019年1月 (8)

友人からお土産にもらったコーク州で作られたアップルジュース、それに私の親しい友人が自分たちの果樹園で収穫したりんごで作ったジュースなどが入っていた瓶を、捨てずにとっておいたのです。
りんごの飲み物はなぜかこの瓶に入れたいな。よく洗って再利用。

自宅でワインやサイダーを作る際に必ず瓶の底にたまる沈殿物や澱と呼ばれるものは、発酵が進む過程で出るかすのようなもので、長時間放っておくとお酒の味に影響します。

アップルサイダー2019年1月 (7)

これを除去するために前述のラッキングという作業をするのですね。

アップルサイダー2019年1月 (2)

わーい!6本のアップルサイダー(シードル)が一気に完成です!
なんて美しい金色でしょうか。

アップルサイダー2019年1月 (4)

自分で作ったお酒、それも自分たちで育てたりんごで作ったお酒を味わう瞬間。何とも言えない充足感です。
幸せとは、満ち足りた気持ちのこと。もうこれ以上何も要らない、これで十分と思えること。

サイダーといえば発泡酒と思われがちですが、自家製のサイダーにはこのシュワシュワがありません。今回の私のサイダーのように時間を置いたものは特にそうで、これは発酵が終わっているためです。また、イースト菌によって糖分が食べつくされたということでもあるので、甘みもほとんどなくドライです。
仕込む際に砂糖を入れるレシピも多くありますが、私は使わず、りんごの持つ糖分のみで発酵させました。
シュワシュワ感がほしい場合は、瓶詰めの際に少量の砂糖を入れるとイーストが働き出して(=再発酵が始まり)、発泡酒のような喉ごしが楽しめるのだそうです。実験してみようかな。

アップルタルト、アップルクランブル、アップルジュース、アップルソースにアップルサイダー。りんごを使ったレシピは山ほどあります。
そんなりんごづくしのアイルランドから、お届けしました。

望月えりか@Instagram ―暮らしの中の美しいものを記録しています―
望月えりか @Twitter ―心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています―
↓クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!

オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
DSCF9221.jpgバリーズティー画像 (11)キャンベルズティー (7)
「ハンドメイド、手仕事のマーケットプレイスCreema(クリーマ)」にてアイルランドの毛糸を販売しています。
DSCF8878.jpgDSCF8815.jpgDSCF8816.jpg
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」にて毛糸を使った作品を出品しています。
加工済みDSCF6934iichiに出店 (2)iichiに出店 (3)

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
About Me

望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

Latest Articles

Twitter

facebook

Categories

Click, please!

クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ

Visitors

Monthly Archives

ブログ内を検索する

Links