2015.10.30 15:49|豊かな暮らしを考える
私の暮らす農村は、家々が点在するとても静かなエリアです。
我が家から最も近いご近所さんの家までは、歩いて2分ほどでしょうか。「隣の家」というのはなくて、牧草地や林のある土地の合間に、個人の家がぽつぽつと建っています。

我が家 (2)
(遠くに見える我が家)

歩いて数分のところに住む70歳に近い女性とは、手芸という共通の趣味もあってときどきお互いの家にひょこっと顔を出しては、一緒にコーヒーを飲む仲です。「最近何を作っているか」という手芸の話題から家族の話、ガーデンの話など他愛のないおしゃべりを楽しみます。

同い年の子どものいるご近所さんとも親しくしています。子どもたちが頻繁に行き来しているので、お互いの子どもを公園に連れていったり、「1時間だけ見ててくれない?」なんていうお願いも気軽にできるいい関係です。

近所に住む人たちとは、道で会えばあいさつを交わしたり数分でも立ち話をしたりします。
話し上手な人や社交的な人もいれば、シャイで寡黙、人付き合いの得意でない人ももちろんいます。
それでも、黙って素通りしたりあいさつをしないなんていう人は、一人もいません。
近所の人に会ったらあいさつをする。そりゃあそうだわね。

ここに暮らしていると、こんな自然体の近所づきあいが気持ちよく、とてもありがたく感じます。
「私は近所づきあいはしない主義なんです」なんていう発言は、誰もしません。むしろ、そんな選択肢があることすら誰も考えていない様子。そんな周囲の人々とのかかわりの中で、「近所づきあいをしない自由」というのは、自由のはき違えなのでは・・」とさえ思えてきます。

地域の人とのこうしたつながりは、地域コミュニティーの原点です。

何か困ったことがあった時。地域で災害が起きた時。急に外出しなければならず、子どもを誰かに預けたい時。
助けてくれるのは、車で30分離れたところに住む両親でもなければ、電車を乗り継いだところに暮らす親友でもありません。助け合えるのは、近所の人たち。あなたの地域の人たちなんですね。

同じエリアに住んでいる人たちが顔を合わせるのは当たり前のこと。お互いが気持ちよく暮らしていくためには、こんな身構えない近所づきあいがちょうどいいように感じます。


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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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