2015.01.26 06:41|動物と暮らす
突然ですが、皆さんはロバの鳴き声を聞いたことがありますか?
私はアイルランドに来るまでロバの鳴き声はもちろん、ロバ自体も見たことがありませんでした。
ロバは馬の兄弟みたいな背格好をしているので、一見「ヒヒヒーン」と鳴きそうに見えます。が、実は違うんですね。

こちらのビデオを見ると分かるんですが、ロバはとっても奇妙な鳴き方をします。



アイルランドで初めてロバの鳴き声を聞いた時、なんの動物が鳴いているのか分からないどころか、この叫びにも喘ぎにも似た鳴き方にぎょっとしたのを覚えています。

アイルランドの田舎にはロバがたくさんいます。
我が家の周辺にもロバを飼っている人が何人かいて、我が家の裏にある農場にも親子らしきロバが放たれています。ですから、この雄叫びのようなロバの鳴き声は私たちにとっては日常の音の一つで、子どもたちもよくロバの鳴き声を真似したりしています。

こちらは近所を散歩中に見つけたロバ。

近所のロバ (1)

ロバは好奇心旺盛、大抵はフレンドリーかつ穏やかな性格で、人が通るとこんな風に近づいてきます。

ロバ

顔がやたらに大きくて、なんてかわいいまなざしでしょう!

牛や羊は家畜として飼われているが、ロバは一体何のために飼われているのか?というのはよく訊かれる質問です。
周りの人たちを見ていると、特にロバが何かの役に立っているようには見えません。しいて言えば、使っていない土地の芝をきれいに食べてくれることぐらいでしょうか。いわばペットですね。

愛嬌のある風貌とのんびりした性質から、ロバは昔からちょっと間の抜けたうすのろの象徴、愚か者の例えとして登場します。でも、本当はとても賢い動物です。

馬に比べて安価で管理のしやすいロバは、貧しかったアイルランドでは大変重宝されました。
農村では一家に一頭はロバが飼われ、馬車を引いたりものを運ぶのに使われました。現代のアイルランドにロバが多いのも、この名残なのでしょう。

アイルランドのロバ
(アイルランドでロバと言えばこれが定番。切り崩した泥炭を運ぶ際には、決まってロバが登場しました)

もう一つ触れておきたいこととして、ロバの背中があります。
そう、ロバの背中。種類にもよりますが、ロバの背中にはたいていこんな模様が入っています。

ロバの背中

これが何に見えるでしょうか?そう、十字架ですね。
ロバは「十字を背負った動物=聖なる動物」という考え方があり、西洋の世界にはこれにまつわる神話などもあります。
エルサレムでジーザス(イエス・キリスト)を身ごもったメアリーを母屋に運んだのも、ロバでしたね。

以上、ロバにまつわるいろいろなお話でした。
かわいいなあ、ロバ。欲しくなってきたなあ。



にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
にほんブログ村

アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

12 | 2015/01 | 02
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
発信者の紹介

望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながら、オーガニックな野菜作りと食生活、地域の農家さんからいただく羊毛を使った糸紡ぎをしています。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

最近の記事

フェイスブックのページ

カテゴリーの一覧

ブログランキング

クリックをしていただけたら嬉しいです。ありがとうございます。

にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ

訪問者数

アフィリエイト

月別アーカイブ

ブログ内を検索する

お気に入りリンク