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2014.06.11 06:16|アイルランドで畑仕事
前回の記事に書いた、我が家にやって来た家庭用ビニールハウス。

苦労して建てたハウスの中は、どうなっているのでしょう。

ポリトンネル6月2014 (11)

ビニールハウスの中は、まるで魔法でもかかったかのような異空間です。入った瞬間もわっとした温かい空気に包まれ、風のない穏やかな気候の国に迷い込んだかのよう。
夫は初めて入った瞬間「アイルランドとは思えない気温。超不自然な環境だ!」などと言っておののいていました。

設置完了が4月で、それから野菜の種を蒔き始めたのでまだまだ苗は小ぶりですが、その成長の早さには目を見張るものがあります。

さて、アイルランドでビニールハウス栽培と言えば、人気ナンバーワンは何といってもトマトです。
アイルランドでは、野菜の収穫時期を早めるためというよりは、外では涼し過ぎて育たない野菜を栽培するためにビニールハウスを使う人が多いです。

私も、夏の期間はこの考えに従ってビニールハウス栽培をしていくつもりです。

ポリトンネル6月2014 (9)
(8種類のトマトが揃いました)

ポリトンネル6月2014 (3)
(もう実がついてる・・!)

外では必ずナメクジに食べられてしまうイチゴも、救出してみました。

ポリトンネル6月2014 (14)
(どんどん色づくイチゴ。子どもたちに次々食べられてしまいそう)

ポリトンネル6月2014 (5)
(ピーマンと唐辛子。シシトウも待機中です。)

どうしても外では無理な野菜を中で育てる。つまり、外で育つ野菜は基本的には中で育てない、ということです。

ところで、ビニールハウスや温室での栽培を「促成栽培」と言うのに対し、外で野菜を育てることを「露地栽培」と言います。

露地栽培は、何ということはない、外で育てることを指す用語ですね。

ポリトンネル6月2014 (2)
(暑くなった去年の夏、外で育ててみたものの、やはり実が熟さずに終わったトウモロコシ)

露地栽培で育った野菜は、緑の濃さが違います。葉の厚みもしっかりあり、栄養素を測ったらきっとずいぶん違うのではないでしょうか。それに比べて、温室育ちの野菜は軟弱です。
収穫の量や効率を考えれば、ビニールハウスでの栽培が早いに決まっています。でも、ここはアイルランド。外で育つ野菜は、外で育ててやりたい気がします。

ポリトンネル6月2014 (6)
(きゅうりの苗。外では一度も育てたことがありません)

日本にはこの露地栽培にこだわる農家の声も聞かれます。
「太陽の光をさんさんと浴びて、雨や風といったあらゆる天気にさらされながら育った野菜のほうが、ずっと味が濃くおいしい」と言います。

ポリトンネル6月2014 (4)
(枝豆=大豆も外では育たなかったなあ・・)

確かに、昔の野菜はこんな味じゃなかった、最近の野菜は水っぽい、という消費者の意見をよく聞きます。
野菜は、野菜のかたちさえしていればいいものではありません。やはり効率が悪くても味や栄養素、つまりその野菜のクオリティーにこだわりたいなと思います。家庭菜園の野菜であれば、なおさらではないでしょうか。


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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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