2014.03.29 06:01|レシピ|
前回の記事で、アイルランドの主食であるジャガイモの話をしました。
アイルランド人はジャガイモに関してはうるさく、かなりこだわりがあります。アイルランドとジャガイモをテーマにしたら、これからもどんどん記事が書けそうな気もします。
今回は、大量のジャガイモを使い切るために最近私がよく作っている、おいしいスープのご紹介です。
Potato & Leek Soup(ジャガイモと西洋ねぎのスープ)
西洋ねぎ(Leek リークと読みます)というのは、日本の長ネギよりも太くて重いネギのことです。
甘みがあっておいしく育てやすい野菜なので、我が家の畑でもおなじみの顔です。

(今回も畑でとれたリークを使います)
西洋ねぎは、15~16世紀にかけてノルマン人らによってアイルランドに紹介されたとあります。
このジャガイモと西洋ねぎのスープも、アイルランドの家庭料理の本には必ずと言っていいほど登場します。
これだけ見るといかにもアイルランドの家庭料理の定番かと思えますが、実際に私の周りのアイルランド人たちにこのスープのことを訊ねると、誰もが「そんなものが食卓にあがったことは一度もない」と言うのですから不思議です。
家庭料理というのはその名の通り家庭で出される料理ですが、アイルランドの地域によってだいぶおもむきが異なります。各家庭によっても出てくるものは違うわけですから、くくりの難しい分野なのかもしれません。
夫曰く「西洋ねぎ自体一般的なアイルランド人にとってはあまりなじみがない野菜」ということなので、ますますこのスープの出どころが分からなくなります。
それはさておきこのスープ、シンプルでおいしいのです。
ジャガイモと西洋ねぎは相性が良く、肉や魚などが入らなくても十分にコクのある仕上がりです。
そして、私にとっては納屋に眠る何十キロものジャガイモをおいしく食べ切るのにちょうどいいじゃないの!ということで、ここのところ頻繁に食卓に登場するスープです。

(さあ、じゃがいもならどっさりあるわよ~!)
レシピはこちら。
☆☆ジャガイモと西洋ねぎのスープ 材料☆☆
ジャガイモ 4個(1~2センチのキュービック状に切る)
西洋ねぎ 3本 (厚めの輪切り)日本の方は普通の長ネギでも
玉ねぎ 1個 (粗いみじん切り)
バター 10グラムほど
タイム 2枝
野菜ベースのスープストック 4カップ
生クリーム 2分の1カップ
塩 適宜
チャイブ 細かく切る(トッピング用)
①鍋にバターを入れ、西洋ねぎと玉ねぎを炒める。
②続けてジャガイモを投入する。
③野菜が汗をかいてきたら、タイムとスープストックを入れて煮る。
④ジャガイモに火が通ればもう完成間近。生クリームを入れて数分火を通し、最後に塩で味付けする。
⑤お皿に盛ったら上にチャイブを乗せて出来上がり。
風味づけにセロリ(1本)やニンニク、ベイリーフを入れるレシピもあります。タイムは入れないレシピ、また私のレシピは生クリームを入れますが、これが牛乳だったり、乳製品はまったく入れないレシピもあります。一度牛乳もクリームも入れずに作りましたが、これはこれで淡白でおいしかったです。
人によってはこれを更にブレンダ―にかけてポタージュ風にする方がおいしい、と言う人もいますが、私はネギやジャガイモの感触がコロコロ残っている方が好きなので、何もしません。
アイルランドの料理はどれも驚くほどシンプルです。それ故に好みで応用がきくということなのでしょう。

おいしく作るコツは、とにかく量をたくさんにして作ることでしょうか。
我が家は4人家族ですが、10~12人分ほどの量のスープを一気に作ってしまいます。夕飯時にいただいて、翌日のランチにもパンと一緒に、そして夫の夜食に・・とやっているうちに、あっという間になくなってしまいます。
一人暮らしの方は、冷凍しておくという手もあるのでしょうか。
野菜の切り方でも、料理の楽しみ方が変わってくるように思います。
このスープはジャガイモ、西洋ねぎ、玉ねぎを使いますが、いずれも几帳面になりすぎないこと。多少大きさにバラツキを持たせながらカットすると、アイルランドらしい素朴な感じがより一層楽しめる気がします。


にほんブログ村
アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
アイルランド人はジャガイモに関してはうるさく、かなりこだわりがあります。アイルランドとジャガイモをテーマにしたら、これからもどんどん記事が書けそうな気もします。
今回は、大量のジャガイモを使い切るために最近私がよく作っている、おいしいスープのご紹介です。
Potato & Leek Soup(ジャガイモと西洋ねぎのスープ)
西洋ねぎ(Leek リークと読みます)というのは、日本の長ネギよりも太くて重いネギのことです。
甘みがあっておいしく育てやすい野菜なので、我が家の畑でもおなじみの顔です。

(今回も畑でとれたリークを使います)
西洋ねぎは、15~16世紀にかけてノルマン人らによってアイルランドに紹介されたとあります。
このジャガイモと西洋ねぎのスープも、アイルランドの家庭料理の本には必ずと言っていいほど登場します。
これだけ見るといかにもアイルランドの家庭料理の定番かと思えますが、実際に私の周りのアイルランド人たちにこのスープのことを訊ねると、誰もが「そんなものが食卓にあがったことは一度もない」と言うのですから不思議です。
家庭料理というのはその名の通り家庭で出される料理ですが、アイルランドの地域によってだいぶおもむきが異なります。各家庭によっても出てくるものは違うわけですから、くくりの難しい分野なのかもしれません。
夫曰く「西洋ねぎ自体一般的なアイルランド人にとってはあまりなじみがない野菜」ということなので、ますますこのスープの出どころが分からなくなります。
それはさておきこのスープ、シンプルでおいしいのです。
ジャガイモと西洋ねぎは相性が良く、肉や魚などが入らなくても十分にコクのある仕上がりです。
そして、私にとっては納屋に眠る何十キロものジャガイモをおいしく食べ切るのにちょうどいいじゃないの!ということで、ここのところ頻繁に食卓に登場するスープです。

(さあ、じゃがいもならどっさりあるわよ~!)
レシピはこちら。
☆☆ジャガイモと西洋ねぎのスープ 材料☆☆
ジャガイモ 4個(1~2センチのキュービック状に切る)
西洋ねぎ 3本 (厚めの輪切り)日本の方は普通の長ネギでも
玉ねぎ 1個 (粗いみじん切り)
バター 10グラムほど
タイム 2枝
野菜ベースのスープストック 4カップ
生クリーム 2分の1カップ
塩 適宜
チャイブ 細かく切る(トッピング用)
①鍋にバターを入れ、西洋ねぎと玉ねぎを炒める。
②続けてジャガイモを投入する。
③野菜が汗をかいてきたら、タイムとスープストックを入れて煮る。
④ジャガイモに火が通ればもう完成間近。生クリームを入れて数分火を通し、最後に塩で味付けする。
⑤お皿に盛ったら上にチャイブを乗せて出来上がり。
風味づけにセロリ(1本)やニンニク、ベイリーフを入れるレシピもあります。タイムは入れないレシピ、また私のレシピは生クリームを入れますが、これが牛乳だったり、乳製品はまったく入れないレシピもあります。一度牛乳もクリームも入れずに作りましたが、これはこれで淡白でおいしかったです。
人によってはこれを更にブレンダ―にかけてポタージュ風にする方がおいしい、と言う人もいますが、私はネギやジャガイモの感触がコロコロ残っている方が好きなので、何もしません。
アイルランドの料理はどれも驚くほどシンプルです。それ故に好みで応用がきくということなのでしょう。

おいしく作るコツは、とにかく量をたくさんにして作ることでしょうか。
我が家は4人家族ですが、10~12人分ほどの量のスープを一気に作ってしまいます。夕飯時にいただいて、翌日のランチにもパンと一緒に、そして夫の夜食に・・とやっているうちに、あっという間になくなってしまいます。
一人暮らしの方は、冷凍しておくという手もあるのでしょうか。
野菜の切り方でも、料理の楽しみ方が変わってくるように思います。
このスープはジャガイモ、西洋ねぎ、玉ねぎを使いますが、いずれも几帳面になりすぎないこと。多少大きさにバラツキを持たせながらカットすると、アイルランドらしい素朴な感じがより一層楽しめる気がします。


にほんブログ村
アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報