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2013.10.07 22:28|家 族 / 故 郷
私は夫との結婚を機に、アイルランドへ越してきました。
結婚したのなんて、ついこの前のように感じられますが、実際は来年で結婚生活10周年。
ということは、私、この国に10年近くも住んでいるの?そんなに住んでるくせに、まだあれもできない、これもできない、と自分の怠惰な性格に唖然としてしまいますが、まあまあ今回はそれは置いておいて。(←また逃避…)

今日は「夫婦のかたち」について、書こうと思います。

数か月前まで、息子のショーンがほぼ毎日のように同じ質問をしてきては、私を困らせていました。

「ママ、この家族の中で誰が一番好き?」

もちろん、まだまだ小さいショーンとしては「ママはね、ショーンが一番好きよ!」と言ってもらいたいがためにこの幼い質問を繰り返していたわけですが、無垢で健気な子ども相手でも、その通りに答えるわけにはいきません。第一、そんなこと言ったらリラがかわいそうじゃないの。

そこで、私はいつも「ママの一番好きな人はダダ(=お父さん)」と答えるようにしていました。

ショーンは不満げな顔でしたが、こればっかりは仕方がない。

結婚記念日になると、私たちは子どもたちを誰かに預けて夫婦で食事に出かけます。
二人で外出する機会こそ多くありませんが、友人の結婚式などちょっとしたイベントの際には、子ども抜きで楽しみます。

結婚していてもカップル。夫婦がデートをして何も不都合なことはないし、近代のアイルランドではごく当たり前の行為です。

子どもはもちろん大切な存在だし、この子たちに何かがあったら私の人生は狂ってしまうはずです。子どもと夫とどちらが好きかという話ではないのです。
ただ、家族の中では夫婦が基本なのではないかな、といつも思うのです。

アイルランドの社会ではお互いをファーストネームで呼び合うのが普通で、夫婦間もまた然りです。
妻が夫を「お父さん」「パパ」と呼んだり、夫が妻を「お母さん」「ママ」と呼ぶようなことは、昔はあったようですが今ではすっかり「古めかしいこと」とされています。

子どもと夫婦の寝室は必ず別れているし、川の字で寝るということはまず考えられません。

アイルランドに住んでいると、こんな風に夫婦と子どもがはっきりと区別されているように思います。

私が放任主義の(自称)不良ママだからかもしれませんが、何でも子どもが中心になってしまう家族のかたちは、私は嫌だなあ、と思うのです。

子どもは二の次、というのは言い過ぎかもしれないけれど、夫婦の絆があってこそ家族は成り立つし、子どももそんな両親を見て育つのではないかな、と思います。


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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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