来る明日は10月31日。そう、ハロウィーンの日です。
去年の今頃のブログで「ハロウィーンはアイルランドが発祥?」というタイトルで記事を書きました。

その中で、カボチャや仮装、子どもたちが近所をまわってお菓子をもらう「トリックオアトリート(Trick or Treat 悪戯かお菓子か)」などは、アメリカからの大衆文化がアイルランドに逆輸入されたもので、アイルランド発祥の慣習ではないことを書きました。

中でも、ハロウィーンといえばカボチャをイメージする人が多いのではないでしょうか。
日本でもジャックランタンという片仮名で知られる、カボチャをくりぬいたオブジェ。
英語ではJack o'-Lanternと綴られ、ジャック・オー・ランタンと呼びますが、もともとアイルランドやスコットランドに伝わる鬼火のようなもの、とされています。「提灯を持った男」という意味ですが、調べてみるといくつか由来に候補があるようです。

堕落した人生を送って死んだ者の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、くり抜いたカブの中に悪魔からもらった火種を入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿。

遊び人が悪魔を騙し、死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けたが、死後、生前の行いの悪さから天国へいくことを拒否され悪魔との契約により地獄に行くこともできず、カブに憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿。
(以上ウィキペディア「ジャックランタン」より)

そうなんです、もともとはカボチャではなくカブだったのです。これがアメリカに渡ったアイルランド移民たちによって伝えられ、アメリカの地でカボチャへと変化していったのが、現在の典型的なジャック・オー・ランタンなのです。

夫の幼少時代にはまだカブが使われていたようですが、現代のアイルランドではすっかりこのアメリカナイズされたカボチャにとって代わられています。

ジャック・オー・ランタンは善霊を引き寄せ、悪霊たちを遠ざけると言われています。
そんなわけで、今年は初めてジャック・オーランタン作りに挑戦してみました。

まずはカボチャを調達せねば。

ハロウィーン2013 (1)

お世話になっているエニスの八百屋で、ハロウィーン向けのカボチャがたくさん売り出されていました。
大きさや形はどれも違うので、夫と十分に吟味して購入。
ちなみにこのカボチャ、食用もできますがあまり美味しい種類のものではないそう。あくまで観賞用と考えた方がよさそうです。

ハロウィーン2013 (8)

こんなに大きい!さあ、くり抜き作業のスタートです。

ハロウィーン2013 (6)

その前に、まずはヘタのあるカボチャの上部を自分の拳より大きい程度にくり抜きます。ナイフを斜めにすると、あとからくり抜いた帽子の部分をきれいに被せられます。

ハロウィーン2013 (5)

カボチャの中心はほとんどが種とわた。これをすべて取り除きます。最初はスプーンでやっていたけど、途中からは素手で・・!しつこい繊維もわしづかみにしてきれいに取れました。大量の種は、ローストすれば美味しいおやつに。

さて、いよいよ彫刻のお時間。切れのいいナイフがあると作業しやすいです。
カボチャの表面にペンで目や口のデザインを描いてから、これをくり抜いていきます。

ハロウィーン2013 (4)

おお~~。初めてにしてはなかなかの出来ではないですか!顔のデザインはいろいろありますが、ジャック・オー・ランタン作り用のテンプレートなどもインターネットで用意されているようです。

ハロウィーン2013 (2)

仕上げに、くり抜いた部分にワセリンを塗ります。実の部分が乾燥したり黒ずむのを防ぐのです。
さっそくろうそくを入れて、口の部分から点火・・・!おお~~~。いいんじゃないの~?!

家の正面ドアのステップ脇に飾って、夜の闇に妖しく灯るジャック・オー・ランタンを楽しみました。

ハロウィーンのかぶ

こちらがオリジナル、カブのジャック・オー・ランタン。
カボチャのように中心に種があるわけでもないので、くり抜くのはさぞかし大変なのでしょう・・・。
カボチャのジャック・オー・ランタンは、ろうそくを中で灯すとオレンジ色が見事に映えて、それはそれはきれいです。
カブのジャック・オー・ランタン。これじゃあカボチャにとって代わられるのも無理はないわね・・・と、作ってみて妙に納得したのでした。


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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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