2013.05.28 10:56|ワイルドフード
昨年から、自宅で作るお酒作りにすっかりはまっている私。
ホームメイドのアルコールを作っている人が周りに何人もいるので、彼らに聞けばいろいろな情報がおのずと耳に入ってきます。初めて挑戦したワイン作りにはブラックベリーを使用しましたが、ワインは果実を漬けておくだけのお酒やシャンパンとは違って完成するまでには数か月から年単位という長い時間を要します。

私はまったくの初心者だし、あれもこれもと手をつけて全部失敗だったなんてことになったら困るわと思い、ワイン作りはこのブラックベリーワインの完成までお休みしよう、それから判断しよう、と思っていました。
そう。本当にそう思っていたのです。
それが、この前の4月にとある誘惑がやってきました。我慢しようと思っても、毎日のようにその誘惑に襲われます。どうしても打ち勝つことができないその誘惑の正体は・・・

タンポポ。

道端に、牧草地に、いえいえそれこそ場所を選ばずに咲き乱れる、あのタンポポです。

タンポポワイン、というものが作れるのです。更には、ホームメイドのワインのエキスパートである知人が、去年「タンポポワインがすごくいい出来栄えだったの、風味も香りも最高よ~」と話していたのを思い出しました。

4月、5月はタンポポがきれいに咲く時期です。
外を歩けば、黄色いタンポポの花がそこかしこで元気いっぱい空を見上げています。
車を運転していても「あ~、この道を散歩したらあっという間に摘めるなあ~」などとタンポポを見ながらいつの間にかよだれを垂らしている私。それまで雑草でしかなかった植物が、こうしておいしいワインになるのかと一度知ってしまうと、ここまで見方が変わるものかと自分でも驚きます。

タンポポが私を呼んでいる!タンポポが私を待っている!よし、タンポポワイン、作ってしまおう!そうしよう!
というわけで誘惑にあっさりと負けた私は晴れ晴れとした気分で子どもたちを散歩に誘い、ビニール袋を持っていざタンポポ摘みへ!

タンポポを摘むのにはなんのスキルも要りません。視界の中に黄色いものが入ったら、まずタンポポだと思って直進していきます。子どもたちも「よく分からないけど、ママはタンポポの花を摘んでほしいんだね」ということだけ分かってくれたのでせっせと手伝ってくれます。

おかげで必要量のタンポポが一回の散歩で集まりました。パチパチパチ。

タンポポワイン2013-2

私のワイン作りはまだまだ試験期間中。しかも市販のワインイーストを使わずに植物に付着する自然酵母の力を使って作ってみたいと思っているので、私のレシピはなんの参考にもなりません。と言いつつ、私自身の記録のために念のためレシピを記しておきます。

タンポポワインのレシピ(保証なし!)

タンポポの花びら 230g(調理用170gと発酵用60g)
水 3.8リットル(調理用3リットルと発酵用800cc)
砂糖 6カップ(1200g。調理用4カップと発酵用2カップ)
レモンの皮を刻んだもの 大さじ1
オレンジの皮を刻んだもの 大さじ3
レモンジュース 大さじ3
ライムジュース 大さじ3
オレンジジュース 1カップ(240g。できれば果物からしぼったもの) 

①タンポポの花びらだけを使うので、ちょっと大変ですが花びらを取ります。

タンポポワイン2013-1
緑のガクの部分もきれいに取り除きます。

②発酵用のタンポポの花びら、水、砂糖を煮沸消毒した鍋に入れ、砂糖が溶けるまでかき混ぜながら4~5日間置きます。

タンポポワイン2013-3
こちらは発酵用に用意したタンポポの花。

③②とは別の鍋に調理用の水(3リットル)を入れ、沸騰させます。
③タンポポの花びら(170g)とレモン、オレンジの皮を投入します。
④沸騰させながら、ときどきかき混ぜて10分間調理します。
⑤火を止めて、レモンジュース、ライムジュース、オレンジジュースを入れます。

タンポポワイン2013-4
嗅いでみると、シトラス系の香りとタンポポ独特の香りのバランスが絶妙!期待が膨らみます。

⑥モスリンなどで濾して液体のみを抽出します。
⑦続けて砂糖(4カップ)を投入し、まんべんなく溶かします。
⑧濾した液体を専用の瓶(デミジョン)に流しいれます。
⑨⑧がひと肌程度に冷めたら、②の液体を同じように濾してデミジョンに加えます。
⑩作った日の日付を瓶に貼り、エアーロックを取り付けます。

タンポポワイン2013-5

⑨の段階で加える液体は、4~5日後に泡が出て発酵が始まっているはずです。これが自然酵母による発酵で、これを調理してタンポポとシトラスの風味と香りを抽出した液体に加えてワインを作るのです。

タンポポワイン2013-6
タンポポの黄色がきれいに移ったタンポポワインの色。濾した直後は曇っていますが、これが発酵の過程でどんどんクリアーになっていきます。

さ~て、どうなることやら。理科の実験の感覚に限りなく近い、このワイン作り。
吉と出るか凶と出るか。作っている本人にも全く予想がつきません!

ホームメイドのワインの経過はまたこのブログで記事にしていきたいと思います。


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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎをしているほか、アイルランド伝統音楽の魅力を紹介するプロジェクト「ブラックバードミュージック」を運営しています。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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