2013.04.28 06:52|ワイルドフード
4月。
なかなか安定しないお天気が続いているアイルランドですが、それでも鳥はさえずり、木々や植物は一斉に芽吹き、冬の姿はさすがにもうありません。

この季節になると毎年収穫する植物があります。
「イラクサ」です。(英語ではNettleネトルといいます)

私が摘んでいるのは西洋イラクサと呼ばれる種類のようですが、以前もこのブログでお話したことのある、いわゆるワイルドフード(山菜など野生で育つ食材のこと)の一つです。

そこらじゅうに生える植物なので、私は子どもとの散歩がてらに摘みました。

イラクサ摘み2013-1
近所のこんな道沿いにもあります。


イラクサ摘み2013-2
ほら、ありました。

葉、茎には目に見えないほどの細かいトゲが無数にあり、またこのトゲには弱い毒があるため誤って素手で触るとビリビリっと痛みを感じ、続いて肌に触れた部分がみみず腫れのようになってひりひりと痛みます。特に子どもたちにとっては注意が必要です。

イラクサ摘み2013-3
一見シソのようですね。

そんな毒素のある植物を食べても大丈夫かって?
それが、大丈夫なんです。しっかり火を通せば毒素も抜け、大丈夫などころか独特の風味と食感があって非常においしいのと、栄養豊富なスーパーフードの異名を持つ立派な食材なのです。鉄分、ビタミンC、ミネラル、カルシウムに富み、カルシウムはほうれん草の29倍とも言われます。

イラクサを使ったレシピには、イラクサ茶、イラクサワインなどその独特の香りを楽しむものが多いようです。
最も知られているのはイラクサのスープ。

イラクサ摘み2013-4
我が家でもこのネトルスープを作りました。
イラクサの味はどの野菜とも違い、一度食べると忘れられません。

「オムレツもおいしいよ。でもおススメは油で炒めたイラクサ」とは、ある友人の話。
さっそくこちらも試してみました。私はショウガのみじん切りと卵を入れて、キャベツやほうれん草の代わりにイラクサを投入。とってもおいしかったです。

ただ、その友人には苦い経験が。
イラクサを炒めて食卓に出し、さっそく食べたらイラクサのビリビリッ!が口と舌を猛攻撃!
火の通し加減が足りなかったそうで、イラクサの毒が抜け切っていなかったのだそう。痛そうだな~・・・。

去年、日本に帰省していた時に父が「日帰りで箱根に行こう」と誘ってくれて、子どもたちも連れてドライブをしました。その時に箱根にあったのです、このイラクサ。

日本で見た記憶がそれまでなかったので、「日本にもあるんだ~」と感心した私ですが、日本では食用にすることはあるのでしょうか?

雑草のように生えている植物なので、もし見かけたらみなさんもぜひお試しください(?)。
ただし、イラクサは生長しすぎると筋っぽくなり調理には使えなくなるので、芽が出始めた頃の若いものを摘むのが原則だそうです。


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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎをしているほか、アイルランド伝統音楽の魅力を紹介するプロジェクト「ブラックバードミュージック」を運営しています。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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