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2012.10.17 13:50|アイルランドで畑仕事
おととしぐらいから、我が家の畑では秋になるとライ麦を蒔いています。
今年の夏の終わりにはこのライ麦から穂がたくさん出てきて、風に揺られるさまがとてもきれいでした。

ライ麦から小麦粉を作ろうとしているわけではなく、「ライ麦を育てることで畑の土が肥えるんだよ」と友人にすすめられて、ときどきガーデニング関連の商品を購入するコークのお店で購入したのでした。

英語ではこのように土質を改良してくれる植物のことをGreen Manureと言うのですが、日本語ではなんて言うんだろうと思って調べてみたら、「緑肥」だそうです。直訳そのもの。

昔、日本でも田植え前の春の田んぼがれんげ畑になっていた風景は覚えている方も多いかなと思います。
あれも実はお花畑で人々の目を潤そうという意味ではなく、れんげには緑肥の効果があるためなのです。
近年ではこの緑肥は面倒だからと化学肥料に取って代わられているのでしょうが、私たちのように自然の力を借りて土作りをしたい人たちにとっては最適です。

緑肥にはさまざまなタイプがあり、提供してくれる栄養分も異なりますが、ライ麦の場合は窒素を補ってくれるのだそうです。
本来なら穂が出て来るずっと前、春先にはすべて刈り取り土に鋤きこむのですが、この作業中にふと「どこかに植え替えて育ててみたら、ライ麦が収穫できるかも」と思って一部残しておいたのでした。

ライ麦2012-2

こちらが収穫したライ麦の穂です。
小学生の頃に学校に小さな田んぼがあって、穂に入っているお米を見た記憶はありますが、もしかしたらそれ以来かもしれません。なんだか懐かしい。

近くに住む友人に、穂から簡単に麦を取り出す方法を教えてもらいました。両手で穂を挟んで前後にゆっくりしごきます。手加減が強すぎると穂が途中で切れてしまう。いくつもこなしていくうちにだんだんコツがつかめてきました。どんな穀類でもそうですが、収穫には手間がかかります。
ここから更に小麦粉を作る過程を思うと気が遠くなりそうです。普段何気なく使っている小麦粉類、今ではすべて機械化されているのでしょうが、昔の人々が人力や水車などを使って製粉していたことを思うと頭が下がる思いです。

ライ麦2012-1

収穫したライ麦。
この作業は9月の頭に行い、できたライ麦はそのまま畑に蒔きました。自家製ライ麦緑肥の出来上がりです。
今ではずいぶん発芽して頼もしい姿となっています。我が家の畑を改良すべく、これからの冬にかけてぐんぐん育っていってほしいものです。

今は緑肥として畑に蒔いているライ麦ですが、いつか自分たちの土地のどこかにライ麦畑が作れたら・・・いいわね~!と夫と話しています。
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テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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