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2012.09.09 01:19|アイルランドの音楽
母国から遠く離れたアイルランドで暮らす私にとって、かけがえのない親友が同じ国に住んでいてくれていることが心の支えとなっています。
彼女と私は、本当におかしな事情がいくつも重なって今アイルランドに生活しています。彼女と出会ってからはまるでお姫様ストーリーのような展開でした。

私たちは高校時代の同級生です。
私たちの通った和光高等学校(東京都町田市)にはクラス替えがありませんでした。3年間同じメンバーで過ごし、あらゆることを共に体験し、共有しました。ゆえに高校時代の友だちとは抜群の信頼関係が築けて、未だに連絡が途絶えません。

彼女とは、出席番号順で前後していて、入学式の時に声をかけられたのを覚えています。
その時から「この子とは合う!」と直感のようなものがあってすぐに意気投合、あっという間に心の友となりました。
アイルランド音楽も、彼女と二人でその世界にのめりこんでいきました。お互いの持っているCDを貸し合って、休憩時間に廊下でああでもないこうでもないとアイルランド音楽の話を夢中でしていた高校時代。

アイルランドに初めて旅行に来たのも、彼女と一緒でした。
二人でクレアを中心にアイルランドを練り歩き、いろいろな人に出会い、助けられて夢のような旅を作りました。

私が未来の夫と出会ってからも二人でアイルランドを旅行して、気がついたら私が結婚した直後には彼女は私の住むフィークルの村のホステルで住み込みで働いていました。

彼女もここで今の旦那さんに出会い、結婚をして今はフィークルから車で1時間半ほどのコーク州の小さな町に暮らしています。
私たちの夫たちは二人ともミュージシャンで、気も合い、音楽も一緒に演奏します。

フィークルのフェスティバル中、例えばパブの外で二人でお酒を飲みながら高校時代とちっとも変わっていない、くだらない話をしてけけけっと笑っている時、ふと不思議な気分に襲われます。
「私たち、こんなところでまだ一緒にいる!」なんて言い合って、笑い転げます。くされ縁というのか、運命共同体というのか。

瑠香と
日本にも一緒に帰省しました。愛知県長久手市文化の家にて

私たちの母親同士は懇談会などで何度も顔を合わせているし、高校時代は親同士で電話をかけ合ったりもしていたので、娘たちが同じ国に暮らし今でも仲良くしていることでほっとしているのではないかなと思います。

彼女とは、この国で一緒に年をとっていくのだろうなあという気がしています。
自分の人生においてこんな生涯の友だちに出会えたことに感謝せねばなりません。
彼女に会っていなかったら、アイルランド音楽の世界を知らないままだったかもしれない。そうしたら私は今ここに住んでいないだろうし、夫にも出会っていなかったんだろうな。

そう考えていくと人生って何が転機になるか分かりません。人との出会いとその時の自分の選択が、確実に人生を形作っていっているのだなと思うばかりです。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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