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2011.06.17 01:03|アイルランドの自然
英語でジャックドー(Jackdaw)と呼ばれるカラスの一種がいます。
全身真っ黒の小柄な鳥で、よく群れになって行動するアイルランドではなじみの顔です。
カラスの仲間なので頭がよく、以前住んでいた家では毎年春になると煙突の中に巣を作られて困りました。何度追い払っても、人がいなくなるとまた戻ってきては煙突の上から小枝を落とします。賢い鳥です。

去年の秋ごろ、一羽のジャックドーが窓辺に来ているのを見つけました。一羽だけだし、ずいぶん近いところにいるので奇妙に思って外に出て追い払おうとしましたが、逃げません。ますます不審に思って観察していたら、どうやら窓の外からこちらの様子を首を左右に揺らしながら見ているのです。
子どもたちも「ピーちゃんがこっちを見てる~」と不思議がります。

それから数週間というもの、このジャックドーはほとんど毎日のように我が家に飛んできては、家の周りをウロウロするようになりました。

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更には、私たちが外に出ると肩に乗ったり頭の上に着陸したりするのです。最初は子どもたちもびっくりして泣いたりしていましたが、とにかくどこに行ってもちょんちょんとついてくるのでだんだん愛着が湧いてきて、パンくずなどをあげるようにもなりました。特に子どもたちによく慣れて、トランポリンでリラとショーンが遊んでいる時もトランポリンのポールに停まって一緒に過ごします。なんだか友達が増えたみたい。

ある日近所に住む友人に誘われて彼らの家のパーティーに行ってみたら、あれ?どこかで見たことのある鳥が・・・!あのジャックドーがこの家に住む小さな男の子の肩の上に乗っているではありませんか。
「あの鳥、うちにもよく来るのよ」と話すと「あれはね、まだ小鳥の時に巣から落ちたのをうちの子供たちが拾って育てたのよ。だから自分のこと人間だと思ってるみたい、ゾラっていうの」とママ。
ゾラ、名前も付いてるのね。道理で子どもに慣れているわけだわ。

猫のトトを飼い始めた辺りから私たちの家には姿を見せないゾラ。やっぱり賢い鳥です。
今もどこかで元気にしているといいな。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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