2009.03.27 22:23|アイルランドのスポーツ
数週間にわたって行われていた6ネイションズチャンピオンシップ(6 Nations Champion Ship)が先週末、幕を閉じました。
アイルランドに来る前はルールも知らなかったラグビーでしたが、夫のラグビー熱に影響を受けて今では家事もしないで夢中で見るようになりました。
この6ネイションズとはイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの6つの国と地域のことで、毎年2月から3月にかけて行われます。ラグビーはイングランド発祥のスポーツなだけあって、南アフリカやオーストラリアなどを含めた英語圏の国ではとりわけ盛んです。

今年は、アイルランドがチャンピオンに輝きました。
これは61年ぶりの快挙で、優勝が決まったウェールズ戦直後はラグビー好きの人から普段はラグビーに興味のない人まで、アイルランド中が一斉にわきました。後日帰国したアイルランド代表チームを5万人以上の観衆が迎えたというのですから、アイルランド国民の熱狂ぶりが想像できます。ラグビーはお隣のリムリックで根強い人気があり、当日はものすごいお祭り騒ぎだったそうです。これは、リムリックがアイルランドにいくつかあるクラブチームの一つ、マンスター(Munster)の中核的な町であること、また去年からアイルランドの新監督となったデクラン・キドニーが長年マンスターの監督をしていたことも大きいようです。
今回のアイルランド優勝は彼の功績であることに間違いなく、有力な若手選手も育ってきているので、これからますますアイルランドのラグビーに期待がかかります。

どのスポーツも同じでしょうが、ラグビーを見ていると国や地域でプレイの仕方に特徴があるのも面白みの一つです。見ていてつまらないラグビーをするチームもあれば、ドキドキするようなプレイを何度も見せてくれるチームもあり、上手い下手では表現しきれない醍醐味があります。だからアイルランド流ラグビーというのも当然あります。それが、自分が住んでいる国だからなのではなく、面白いし好ましいのです。特に今回のアイルランドは個人が技を見せながらも、チームが一丸となって戦っており、素晴らしかったです。

また、これはいつも思うことですが、アイルランドで行われる試合の観衆のマナーの良さは感動的です。緊迫したペナルティーキックの時、アイルランドの観衆は野次を飛ばしません。自国のキックの時だけでなく、相手国のペナルティーの際でも、観衆は水を打ったように静かになります。他の国での試合で、ここまでの静寂さを得られることはまずありません。
このアイルランド人の精神が、ラグビーの人気と質の良さを支えているのかなと思います。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎをしているほか、アイルランド伝統音楽の魅力を紹介するプロジェクト「ブラックバードミュージック」を運営しています。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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