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今週の水曜日、10月14日にアイルランドの2009年度の予算案が発表されました。
アイルランドでは、毎年この季節になると来年度(1月1日から)の予算案が政府から報告されます。例えば、自動車税はいくらで前年度よりもどれくらい上がるとか、年金は何ユーロ上がってこれこれ、というように国民の生活に関わる税金や手当などの変動と具体的な額が提示されるのです。

今年になってうなぎのぼりだったアイルランドの経済成長も下降を始め、今回の予算案は過去10年間で最も厳しいものになったようです。さまざまな税金がいっせいにアップし、政府の財政に対する不安感が浮き彫りになった形です。
焦点になったのは、今まで70歳以上の国民は全て無料で医療が受けられる仕組みを改め、一定以上の所得のあった人は、このサービスを受けられなくなるというものでした。予算案の発表直後から国民の間で強い抗議とパニックが起き、野党は次々に与党を非難、結局予算案の発表から2日目に政府がこの項目を改めるという異例の結果となりました。改めたとは言っても例年のように全員が無料ではなく、「一定以上の所得」の額が上がっただけで、つまり高所得で一定以上の税金を納めている国民は、70歳になっても無料の老人医療サービスが受けられないということです。
アイルランドでは医療制度にさまざまな問題があり、私もアイルランドではあんまり病気になりたくないなあ・・というのが本音です。だからこそ、この無料老人医療のサービスは重要だったのではないかと思います。

それでも、例えば児童手当は現在の160ユーロから2ユーロ上がって毎月162ユーロと、待遇のいいものは引き続きいいのです。日本で子育てをされる方から見れば、毎月2万5千円近くの手当ですから信じられない違いですよね。子どもたちの将来の教育費なども考えれば嬉しいことですが、個人的には児童手当の額はそのままにしておいて、医療制度をもっともっと改良して欲しいと思います。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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