2008.06.11 22:22|外から見る日本
5月の私の誕生日に、父から徳永英明のCDが3枚届きました。
小学校、中学校時代に父と一緒に好きになった歌手です。彼のオリジナルのものも良かったのですが、そのうち2枚の日本の名曲を歌ったものが気に入りました。

「時代」や「なごり雪」など誰もが口ずさめる古い歌に加え、「涙そうそう」や「ハナミズキ」など比較的新しい歌も入っていて、それがシンプルなアレンジで歌われています。
日本にいた頃は特に夢中になって聴いていた類の音楽ではないのに、故郷から遠く離れてみると泣きたくなるほどに懐かしく、身に沁みるものです。松任谷由実や井上陽水が急に聴きたくなったりするのもアイルランドに住み始めてからです。

コークに住む高校時代からの親友が週末に遊びに来たので、夫たちをよそ目に二人で夜中まで聴き入りました。こうして聴いていると、発表されて数ヵ月後には人の記憶から消えてしまう使い切りの歌と、何十年経っても人々から愛される歌があるなあと思います。「こういう歌を「名曲」と呼ぶんだよねえ」なんて二人でしみじみ話しました。最近の歌はみんな消えてしまうと思っていましたが、「涙そうそう」や「ハナミズキ」などはこうして歌われるとメロディーも歌詞も美しくて、「名曲」と呼べそうです。

また、悲哀というのか、寂しさ、後悔、切なさなどという感情の中にある日本独特の美に久し振りに触れたような気もしました。こちらに住んでいると、このような感覚を忘れてしまいます。
アイルランド音楽もいいけど、やっぱり自分の国の音楽は特別だなあ・・などと思う三十路の春のことでした。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

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発信者の紹介

望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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