FC2ブログ
2018.11.28 23:40|動物と暮らす
リラの乗馬のためにポニーを飼い始めたのは2015年のこと。もうあれから3年も経つんですね~、あっという間です。
ポニーを迎える準備の一つとして、冬場に雨風をしのぐ馬小屋があるといいのではないかということで、パットさんが冬の冷たい空気の中せっせと作業していたのを思い出しました。

セメントを買ってきて水と混ぜてコンクリートを流し込み、骨組みを立てて屋根をつけて・・というもろもろの作業をすべて一人でこなすパットさん。家に大工さんがいるというのは本当にありがたいことです。

骨組みを作るのに、丸太が何本もいるなあということになりました。馬小屋だし、形の整った材木を買う必要はありません。思案の末、村の農夫デニスさんにかけ合ってみることにしました。デニスさんは肉牛の農家さんですが、何エーカーもある土地に植林をしており、そこで取れる木を薪として販売しています。まっすぐで運びやすいサイズの杉の木を持っているかもしれない。

パットさんがさっそく電話をしてみると・・
「杉?いっぱいあるよ!何本いるの?それだけ?だったらね、いつでもいいから取りに来たらいいよ、干し草を収納してる納屋の裏に転がってるんだ。家には誰もいないかもしれないけど、勝手に来てもらっていいから!」
信頼関係があれば、物事はなんとスムーズに進むことでしょう。
エニス郊外に住む弟からトレイラーを借りて、これを車でけん引して後日丸太を取りに行きました。ありがとう、デニスさん。

そんなわけで、デニスさんから譲ってもらった木で骨組みができました。わーい。

pony stable (3)

お次は屋根。屋根の材料やそのほかの木材、ねじや釘などはすべて隣町タラのお店で買えます。

pony stable (2)

小さな家でも建ててしまいそうなパットさん。屋根はほんの少し傾斜を作って雨水がうまく流れるようになっています。

pony stable (7)

壁材(?!)には近所に住む友人からこちらも安く譲り受けた木材を使用。いかにも手作りの風合い満点の建物ですが、ま、馬小屋だし、細かいところは気にしない、気にしない。

Pony Stable (12)

完成!
ところどころいびつで愛嬌のある小屋ですが、骨組みがしっかりしているので頑丈です。たとえポニーが体をぐいぐい擦りつけても倒れることはまずありません。

Pony Stable (13)

そんな一大プロジェクトから早3年。
今年も暗くて長いアイルランドの冬がやってきました。ポニーは馬小屋に無事入っているかな~。

Pony Stable (8)

あれ!!入ってません!
同じ敷地内にはいるものの、冬用のコートを着たポニーたちは雨風もなんのその、相変わらず外で残った芝草を食んでいます。

そして、もう一つ意外な展開が。

Pony Stable (11)

あれ!!馬小屋の中に何やら薪がいっぱい・・・。

Pony Stable (9)

我が家のポニーをこの馬小屋に入れて、ここで干し草を与えて冬越えするというのが当初の計画でした。それが、いつの頃からかご近所さんのポニーも一緒に世話することになり、更には冬が来るとフルタイムの農家であるこのご近所さんが干し草のたっぷりある特大の納屋で、我が家のポニーもろとも世話をしてくれることになったのです。ということは、冬場のほとんどはポニーがここにいない・・。

それと同時に、パットさんが建てた馬小屋は我が家の林がある敷地内。ここ数年というもの、剪定で出た木を薪として使えるようになってきました。切った直後の木は燃料としてはまだ若すぎて燃やせないので、しばらく納屋などの乾燥した場所で乾かします。
あれ?今、納屋って言った?

本末転倒の結末となったパットさんの馬小屋計画。
せっかく作ったのに、残念がっていない?と心配しましたが、本人は涼しい顔で「薪貯蔵にちょうどよかった~。ポニーが入ってきて糞でもされたら困る!」なんて言う始末。あの労働は無駄にはならなかったようです。ふう。

Pony Stable (4)

さて、これはおまけの写真。
屋根の取り付け作業中のパットさん、何か工具でも持ってる?と思ってよ~く見直してみたら。全然違うものを抱えてますね・・!

望月えりか@Instagram ―暮らしの中の美しいものを記録しています―
望月えりか @Twitter ―心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています―
↓クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!

オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
DSCF9221.jpgバリーズティー画像 (11)キャンベルズティー (7)
「ハンドメイド、手仕事のマーケットプレイスCreema(クリーマ)」にてアイルランドの毛糸を販売しています。
DSCF8878.jpgDSCF8815.jpgDSCF8816.jpg
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」にて毛糸を使った作品を出品しています。
加工済みDSCF6934iichiに出店 (2)iichiに出店 (3)

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

2018.02.21 14:23|動物と暮らす
今年の冬も地域の狩りに参加した娘。今回ははぐれることなく狩りのグループと同じコースを雨の中見事に完走しました。
くたくたに疲れて帰ってきましたが、楽しかったようです。我が家のポニー、ディーノも何十頭もの馬と一緒に走り大興奮だったとか。よかったわね~。

Hunt 2018 (1)

村に戻るとパブには狩りを終えた人々のためにサンドウィッチと熱いスープが用意されていたそうです。さぞかしおいしかったことでしょう。
狩りは数時間にわたって行われますが、その間「鞍を使わないで乗ってる女の子の二人組がいるぞ」ということが口コミで知れ渡り、二人はこの日だけ時の人に。「君たちだね、鞍なしで乗馬ができる女の子っていうのは!」「完走したんだね、すごいよ。私だったらとっくに落馬してるところだよ!」などと声をかけてもらったらしく、嬉しそうな笑顔の田舎の女の子たちなのでした。

Hunt 2018 (14)

数年前から、アイルランド田舎生活にまつわる短い動画を作ってみるのも面白いかなと思っていました。
そこで、今回の狩りでたまたま撮っていたビデオを編集し、慣れない作業ながら初めてアイルランド田舎生活の動画なるものを作ってみました。
私は書くことが好きなので、これからも書くことを軸に暮らしの様子を発信していくことには変わりありませんが、こんな短い動画がいくつかあってもいいかもしれません。

というわけで、初公開のアイルランド田舎生活のビデオ。
テーマは「狩り」です。どうぞお楽しみください!



望月えりか @Twitter (心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています)
にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
にほんブログ村

アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
「ハンドメイド、手仕事のマーケットプレイスCreema(クリーマ)」にてアイルランドの毛糸を販売しています。
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」にて毛糸を使った作品を出品しています。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

2018.01.10 23:55|動物と暮らす
2018年の年が明けました。アイルランド不定期便の読者の皆さま、いかがお過ごしですか?
2週間あったクリスマス休暇も終わり、今週から子どもたちは元気に学校に戻っています。私はやっと自分の時間が取れるようになり、ちょっとホッとしていたりして。
誰もいない静かな午後、リビングルームの大きな木のテーブルにラップトップを開けて、 Rooibos Teaをポットにたくさん作って、今この記事を書いています。

さて、本日はアイルランドの1月らしい、冬らしいトピックをご紹介したいと思います。

エニスの町に長年通いつめているレストラン&デリ。
おいしい食材を使った料理で定評のある家族経営のお店で、入るといつも知った顔のあるなじみの場所です。

ここのオーナーのティージェイは実はフィークルの人で、村のパブやお店でもひょっこり出くわすことのある地元の人です。
いつものようにランチを求めに入ると、せわしなく働くティージェイが「コンニチワ!」と声をかけてきます。
「エリカ、今週末にフィークルで狩りがあるんだけど、君んとこのリラとイーヴィー、一緒に参加しないかな?」

狩り。こちらでは「Hunt」と呼ばれますが、以前にも不定期便で触れたことがありますね。
(過去の記事→「日曜日は狩りの日」)

「狩りの経験なくても大丈夫!僕がずっと付き添ってあげるからさ、絶対に楽しむと思うよ!」と強く押され、我が娘リラと近所の友だちイーヴィーは東クレア狩りクラブに一日参加させてもらうことになったのでした。

当日、フィークルの村まで下っていくと、既にたくさんの人、馬、そして犬が集まっています。

ハント2017年1月 (33)

リラは緊張しているけど、馬のディーノは何やらいつもと違う様子に興奮気味。

ところで皆さん、この写真を見て何か足りないと思いませんか?

ハント2017年1月 (27)

そう。鞍がない。のです。
乗馬と言えば普通は革製の鞍、サドルと呼ばれるものを馬の背中に設置して、更に足をかける金具も設置して・・となるのですが、この子たちは馬の背中にそのまま乗ります。
乗馬をきちんと習った人にとってはとんでもない話で乗馬の基礎を覆してしまうわけですが、歴史の中で見るとモンゴルやネイティブアメリカンの人たちは鞍を使わずに馬に乗ることで知られています。

ハント2017年1月 (8)

ティージェイが迎えに来てくれました。
「鞍なしで馬に乗れる子どもが地元にいるなんてすごいことだよ!ぜひ狩りクラブのみんなに見てもらわないとね」
どうりで彼女たちを熱心に誘ったわけです。

ハント2017年1月 (7)

いよいよ牧草地に入ると、狩りを見に来ていたフィークル小学校の子どもたちが集まってきました。
「リラがいる!」「リラが馬に乗ってるよー」

ハント2017年1月 (6)

ホーンの音が少しずつ近くなってきました。
いよいよ合流です。

来た来た!

ハント2017年1月 (3)

小雨の中、狩りクラブのメンバーたちが丘を越えてやって来ました。
この風景、圧巻です。

ハント2017年1月 (2)

このあと3人は狩りのグループとしばらく一緒に走ったらしいのですが、途中からティージェイの知り合いのお宅を訪ねたりと寄り道をたくさんしたのだそう。ティージェイは各お宅でいただくウィスキーを飲み過ぎて酔っ払い、村に戻る頃には「独り言ばっかり言ってた」ということで、とっても頼りになる付き添い人を果たしてくれたのでした。



同じクレア州で撮影された狩りの短い動画がありましたのでご紹介します。

ティージェイは今でも「リラ、また狩りに行こうよ!今週日曜日だよ!」と誘ってくれますが、リラはやや訝しげな顔・・。
「またはぐれてお酒飲んじゃうからな~」

望月えりか @Twitter (心に浮かんだこと、何気ない出来事や印象に残った瞬間を言葉にしています)
にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
にほんブログ村

アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
「ハンドメイド、手仕事のマーケットプレイスCreema(クリーマ)」にてアイルランドの毛糸を販売しています。
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」にて毛糸を使った作品を出品しています。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

2016.12.29 11:08|動物と暮らす
朝食を済ませてから、小屋の中のニワトリを放して餌をやるのが私の日課です。
今年の春に初めて飼い始めた2羽のニワトリは今も元気に・・とご報告したいところですが、その後ちょっとしたハプニングがありました。キツネに獲られたのです。
我が家では2羽のカモも含めて基本的には放し飼いで飼っていましたが、どうやら賢いキツネに在りかを突き止められたようです。初めの1羽を獲られたあともハプニングは相次ぎ、買い足しては失って・・を二度ほど繰り返したでしょうか。ハプニングのあとはいつでも残酷な光景ですので、そのたびにニワトリの飼育を諦めようかとためらいました。
田舎生活は何一つ楽ではありません。

ニワトリを数年飼い続ける友人らに尋ねると、「唯一の防御法はニワトリ用の電気柵だよ」とのこと。
既に購入はしてあったものの、使ったり使わなかったりの電気柵を本格的に設置し、今では欠かせないアイテムとなりました。

ニワトリ201612月 (3)

ニワトリ用の電気柵はキツネなどが飛び越えられない高さのネット上のもので、専用のバッテリーをつないである状態で触ると微弱の電気ショックを受けるというもの。ポータブルなので設置場所を簡単に変えることができるのと、かなりの広範囲を囲えるので鳥へのストレスも心配せずにすみます。

できれば自由に放して飼いたいところですが、アイルランドのキツネは近年増加の一途をたどっており、残念ながら電気柵なしに安全に鳥を飼育することが難しくなっているのだそうです。

ニワトリ201612月 (7)

あれ、3羽になってる。
我が家は4人家族なので、3羽いるとちょうどいい塩梅に卵を供給してくれることが分かりました。

ニワトリ201612月 (5)

ほら、今日も卵を3つ産んでくれましたよ。

ニワトリ201612月 (8)

彼女たちはまだ若いから、頼もしいほどに産んでくれます。
ニワトリは日照時間が短くなると卵を産まなくなりますが、12月になっても問題なし。

時にはとんでもなく大きな卵を発見することもあります。

巨大卵 (1)

ははは!
あまりに巨大なので、面白半分で冷蔵庫のエッグケースに他の卵と一緒におさめてみました。

巨大卵 (2)

これはジョークですな。
巨大卵の主は彼女です。

ニワトリ201612月 (6)

我が家の元祖ニワトリ、チコレッタ。
最も大柄な彼女はチームのボスです。

それにしても、ニワトリって見事な容姿をしていると思いませんか?
多くの画家によるニワトリの絵画やニワトリの形の工芸品が残っているのも頷けますよね。
美人さんたち、もうハプニングに合いませんように。


にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
にほんブログ村

アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」に出店しています。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

2016.11.30 08:12|動物と暮らす
気がついたら久し振りの記事更新となってしまいました。先週の日曜日に地元フィークル村で恒例のクラフトフェアがあり、その出品準備に追われていたら、あっという間に時間が過ぎていったのでした。私はもちろん毛糸を使った作品で、それもほんの少し出しただけなのに、やはり手仕事というのは思いのほか時間のかかる作業なのです。

さて、本日は相変わらずの馬好きである我が娘と我が家のポニーの一幕です。

近所の農家さんから、しばらくの間馬車を一式借りていた娘のリラ。
私たちの知らぬ間に一人で馬車用の馬具をポニーにセットできるようになっていて驚きました。

馬車の支度もなんのその (1)

何だか複雑に見える革のベルトなどを馬に取り付けたところ。
ママには絶対にできないわ~。

馬車の支度もなんのその (2)

うんせ、うんせと馬車を引いてきます。

馬車の支度もなんのその (4)

ここのリングにこれを通して・・あれ、違う?とときどき間違えながらも、自信たっぷりに作業していく10歳の女の子。
そして、それを見守る弟の姿なり。

馬車の支度もなんのその (9)

我が家のポニー、ディーノもリラと一緒に走るのが好きなので、準備をする間もおとなしく待っています。
馬に乗るのが好きなのは人間ばかりでなく、馬自身も楽しんでいるのですね。

馬車の支度もなんのその (8)

最後に手綱のチェックをして・・

馬車の支度もなんのその (14)

「本当に本当に一人で大丈夫ね?」
「大丈夫だよ、どうして心配してるの?」

何事もそうですが、「私にはできる」と思えることが大切なのですね。
一人で馬車の支度を整え、一人で馬車に乗って近所の友達のところへ遊びに行ったリラ。後ろ姿が頼もしい!

ポニーを飼い始めてから1年半が経ちました。最初は怖気づいて馬をリードすることもできなかったリラが、ここまで成長してくれるとは。
これからも自分の「できる」を信じて成長していってほしいなと思います。


にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ
にほんブログ村

アイルランド田舎生活のフェイスブックページへGo!
オンラインショップ「アイルランド田舎生活の小さなお店」はこちらです。
オンラインショップ「ハンドメイド通販 iichi(いいち)」に出店しています。

テーマ:アイルランド不定期便
ジャンル:海外情報

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
About Me

望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

Latest Articles

Twitter

facebook

Instagram

Categories

Click, please!

クリックすると不定期便の読者さんが増える!そうです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アイルランド情報へ

Visitors

Monthly Archives

ブログ内を検索する

Links