2014.12.23 18:17|家 族 / 故 郷
今年も、クリスマスツリーを手に入れました。

クリスマスツリー2014 (5)

本物のモミの木を使うなんて、日本にいた時には考えられませんでしたが、アイルランドでは12月に入ると町のあちらこちらで切り取ったモミの木を売り出しています。
フェイクのクリスマスツリーなら苦労して車に積んで運んでくることもないし、とげとげの葉が指に刺さることもない、毎年同じものが使えて楽なのですが、本物のモミの木に比べるとやはり味気ないと感じる人が多いようです。
おまけにモミの木は香りもすごくいいのです。リビングルームにかすかに漂うモミの木の香りは、嗅ぐたびにクリスマスが来たのだなあと感じさせてくれます。

さて、そのツリーの飾りつけはもちろんいつも子どもたちの役目ですね。

クリスマスツリー2014 (2)
ほらショーン、変な顔をしない・・・!

我が家のツリー用のデコレーションは、あまりしゃれたものはありません。
自分で買い足したものもありますが、半分ぐらいは夫の実家からもらい受けたもので、夫たちが子どもの頃に使っていたものです。

クリスマスツリー2014 (4)

これなんて、ちょっとヴィンテージみたい。

クリスマスツリー2014 (6)

この美しいベルの形をしたデコレーションは、今年フィークルの村のクラフトフェアで購入したもの。インドの工芸品だそうです。お気に入りの一品。

子どもたちお手製のデコレーションもたくさんあります。

クリスマスツリー2014 (3)

学校で作ってきたものや家で紙や毛糸を使ってせっせと作った子どもたちのデコレーションは、毎年取っておきます。
「あ、これ私が作ったやつじゃない?」なんて言いながら、一年に一度のデコレーションとの再会を喜んでいる子どもたち。

クリスマスツリー2014 (7)

統一性なんて全然ない、いろいろな素材や形のデコレーションが混在する我が家のツリー。
でもそれでいい。それがいい、と思います。

そうそう、アイルランドではクリスマスカードを送りあう習慣もありますが、いただいたカードはしまわずに家のどこかに飾りつけておくのが普通です。クリスマスカードはきれいな絵柄のものが多く、それだけで素敵なデコレーションになりますものね。

クリスマスツリー2014 (1)

我が家のものはフェルト地のトナカイや雪の結晶と小さな木の洗濯ばさみがたくさんついた紐状のもので、ここにカードを吊り下げます。毎年とっても重宝しています。

明日はとうとうクリスマスイブ。
皆さんも、Have a happy Christmas!



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2014.11.14 16:04|家 族 / 故 郷
おとといの夜、日本からアイルランドの自宅に戻りました。
成田空港からの便は空席もあり、比較的ゆったりと過ごすことができたのですが、それでも長旅であることには変わりません。横浜の実家を朝の8時前に出て、フィークルの我が家に着いたのがアイルランド時間の9時過ぎ(時差の関係で日付は変わらず)。日本時間にすると朝の6時ですから、ほぼ一日がかりの旅です。遠いなあ。

さて、大荷物を抱えてアイルランドに帰国した我がオコナー家。
「手荷物は一人につき一つ」の規定に反して、何やらごそごそと持っていきました。チェックインの際には手荷物にタグが貼られるのですが、ヴァージンアトランティックの女性も見て見ぬふりをしてくれました。ありがとう・・。

その手荷物の中身。
それは、日本の食器です。

日本の器2014 (2)

夫も私も和食器が大好きで、日本に行くたびに食器を購入しています。
今回は、たまプラーザの東急百貨店でお茶碗をたくさん買いました。我が家には食器を割ることがやたら得意な人がいますので、お茶碗がたった一つしか残っていなかったのです。これで当分は持つでしょう。気をつけてね、パットさん・・!

滞在中、ちょうど実家のある団地で自治会による「けやき祭り」というイベントが行われていて、住人の方々によるフリーマーケットが出ていました。新品同様の陶器や漆塗りのボウルなどが50円、100円という単位で売られているのを目にした私たち。ものの10分で嵐のような衝動買いをしてしまいました。

日本の器2014 (1)

ああ、いいですねえ、日本の食器!
使い勝手の悪くなっていた急須の代わりに、岩手県産の南部鉄器の急須も購入しました。大切に使い込んでいきたいと思います。

さて、アイルランドで和食器を使うことや和食を作ることが、不自然に感じることがよくあります。
ここで手に入らないものを、日本からわざわざ取り寄せることに違和感を感じるのです。それは架空のものを追い求めているようで、私の生活として地に足がついていないような居心地の悪さです。
これからも私はアイルランドに暮らし続けるので、私の周りに存在するものをありがたくいただきながら生活していきたいなあと思います。
でも一方で、私の故郷日本を忘れてしまうのはあまりに寂しい。そして、どこに暮らしていても私はいつまでも日本人です。

気を張らず、私は私。日本とアイルランドの間を生きていけばいいのではないかしら。
土のような手触りの和食器たちが、そう言ってくれているようです。



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2014.11.08 01:39|家 族 / 故 郷
夫のパットさんが、日本語を頑張っています。
この人は耳がいいので、もし日本に数か月もいればだいぶ話せるようになるのではないかと思います。

周囲のすべてが日本語という環境の中、子どもたちも到着した途端普段から蓄えていた日本語がポンポンと出てきて驚きました。
私には相変わらず英語で話しますが、ちょっとした短い文を日本語で伝えてきたりもします。
彼らの頭の中では、英語から日本語に変換するという作業も始まっているようで、「どこにダダ(お父さんのこと)?」と訊いてきたりします。「日本語ではね、”どこに”は文の先頭には来ないのよ。”ダダはどこ?”でしょう」というとすぐに直して使っています。

娘のリラと夫の間では、どちらがより日本語を知っているかでおふざけの争いをしています。

そんな中、私の実家からバスに乗る際に夫が「自分のICカードで子どもの分も一緒に支払いたい旨を運転手に伝えるには何と言えばいいか」と訊いてきました。

「大人一人、子ども二人です」でいいんじゃないの?

「オトナ~、ヒトリ。コドモ~、フタリ」と繰り返し練習するパットさん。
ちょっと苦戦しています。

そして本番。
子どもを連れて先にバスに乗車した夫は「あ~、あ~・・・。おとな、ひとり。コダマ、ふたり」

あれっ、なんか違う!

すかさず娘のリラに「違うよ~、コダマじゃなくて、コ・ド・モ!!!」と諭され、苦笑していました。
この人、新幹線に乗り過ぎたのかしらねえ。でも「コダマ二人」って、ちょっとかわいい。そして、運転手さんにはしっかりと通じました!よし、合格!

ほかにも、自分のコンサート中に日本語で「休憩します」と言いたかったのに、「チューハイします」と言いそうになり、危うく飲ん兵衛に間違えられそうになったり。あれ、いや、その通りかな。

パットさん、これからも日本語頑張ってください。

日本滞在も残りわずかとなってきました。
2年前に帰省した時は、「私はもうこの国には縁がないなあ。もう住めないなあ」という諦めのような気持ちがあったけれど、今回はまた違う思いでいます。
これまでの10年間、アイルランドで生活を築くことに重点を置いてきたせいなのでしょうか。ここに来て、自分が日本に置いてきたもの、ずっと振り返らなかったものへの一抹の寂しさを感じます。
「日本にはもう戻らない。もう私には関係がない」と振り切ってきた私ですが、どこかで無理をしていたのかもしれません。

そろそろ捨て去ったものへの回帰的な情が生まれても、おかしくないのではないでしょうか。

これからは、もっと日本とつながっていたい。日本人であることを、もっと感じられるように生きていきたい。

そんな風に自然に感じることのできた今回の日本滞在。大切な節目になる予感がしています。


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2014.11.02 11:05|家 族 / 故 郷
せっかく日本に滞在中なので、アイルランド田舎生活のトピックは少し休憩をいただいて、日本のことをいろいろ書いていきたいと思います。

私は、横浜市青葉区の団地で育ちました。ここへ両親と移り住んだのは私が1歳の時。弟はここで生まれました。
ここは緑の多い閑静な住宅地で、とても暮らしやすい環境です。同じ団地の中で2回も引っ越しをして、今の実家に至りますが、こんな風にこの地域を離れない人々が多く暮らしています。

団地というと狭苦しくて古いイメージがあるかもしれませんが、ここは建物間の距離が広々していて、木々や植物がゆったりと植栽される、贅沢な環境。

こちらは家の目の前にあるケヤキ並木です。

団地って素晴らしい (2)

ケヤキは、私の大好きな木の一つです。
育った環境の中にいつもあった木だからなのでしょうか、非常に愛着を感じる木です。
実はこのケヤキ、アイルランドの我が家でも3本ほど育てています。まだまだ若い小さな木ですが、アイルランドの気候にも合うようで思った以上の速さで生長しています。英語名は「Zelcova(ゼルコヴァ)」です。

アイルランドの秋とは違って、日本の秋はお天気もよく乾燥していますね。
足元でなる落ち葉のカサカサという音が、とっても気持ちのよい季節です。

団地の敷地内を通る散歩道。紅葉が始まったモミジとケヤキのコントラストがとても美しい!そして、とても静かです。

団地って素晴らしい (5)

この団地を囲むようにできた道路も、車道がゆったりと設計されていて気持ちがいいです。車道を彩る街路樹も色づき始めました。

団地って素晴らしい (4)

そうそう、日本に帰省して早々に団地の自治会が運営する「芋煮会」というものに混ぜてもらいました。
ここに住んでいた頃は何とも思っていませんでしたが、アイルランドの田舎で地域社会の大切さを知ってしまった今では、こうしたイベントの持つ意義とパワーをしみじみ感じます。

団地って素晴らしい (8)

リタイアされた方が多いですが、中には小さいお子さんを連れたお母さんたちの姿もあります。
いいですねえ、世代を越えた地域の交流!
こういうものがあってこそ、暮らしやすい地域づくりができるのではないかなあと思います。

芋煮会って最初はなんのことだか分からなかったのですが、主に東北地方で行われる秋の行事で、サトイモなどを使った鍋料理を野外で作って食べることなのだそうです。
この日は宮城県流の芋煮会ということで、とってもおいしくいただきました!
子どもたちと私を連れだしてくれた母も「懐かしいわね~、(故郷の)福島でも芋煮会やるのよ」とのこと。
東北地方の肌寒い秋にぴったりの、ホクホク芋煮でした。

故郷とは、ほかのどこに行っても得られない安らぎを与えてくれる特別な場所です。
帰国して1週間がたち、少しずつ故郷に寄せる安心感が自分の中に戻って来た気がします。



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2013.10.07 22:28|家 族 / 故 郷
私は夫との結婚を機に、アイルランドへ越してきました。
結婚したのなんて、ついこの前のように感じられますが、実際は来年で結婚生活10周年。
ということは、私、この国に10年近くも住んでいるの?そんなに住んでるくせに、まだあれもできない、これもできない、と自分の怠惰な性格に唖然としてしまいますが、まあまあ今回はそれは置いておいて。(←また逃避…)

今日は「夫婦のかたち」について、書こうと思います。

数か月前まで、息子のショーンがほぼ毎日のように同じ質問をしてきては、私を困らせていました。

「ママ、この家族の中で誰が一番好き?」

もちろん、まだまだ小さいショーンとしては「ママはね、ショーンが一番好きよ!」と言ってもらいたいがためにこの幼い質問を繰り返していたわけですが、無垢で健気な子ども相手でも、その通りに答えるわけにはいきません。第一、そんなこと言ったらリラがかわいそうじゃないの。

そこで、私はいつも「ママの一番好きな人はダダ(=お父さん)」と答えるようにしていました。

ショーンは不満げな顔でしたが、こればっかりは仕方がない。

結婚記念日になると、私たちは子どもたちを誰かに預けて夫婦で食事に出かけます。
二人で外出する機会こそ多くありませんが、友人の結婚式などちょっとしたイベントの際には、子ども抜きで楽しみます。

結婚していてもカップル。夫婦がデートをして何も不都合なことはないし、近代のアイルランドではごく当たり前の行為です。

子どもはもちろん大切な存在だし、この子たちに何かがあったら私の人生は狂ってしまうはずです。子どもと夫とどちらが好きかという話ではないのです。
ただ、家族の中では夫婦が基本なのではないかな、といつも思うのです。

アイルランドの社会ではお互いをファーストネームで呼び合うのが普通で、夫婦間もまた然りです。
妻が夫を「お父さん」「パパ」と呼んだり、夫が妻を「お母さん」「ママ」と呼ぶようなことは、昔はあったようですが今ではすっかり「古めかしいこと」とされています。

子どもと夫婦の寝室は必ず別れているし、川の字で寝るということはまず考えられません。

アイルランドに住んでいると、こんな風に夫婦と子どもがはっきりと区別されているように思います。

私が放任主義の(自称)不良ママだからかもしれませんが、何でも子どもが中心になってしまう家族のかたちは、私は嫌だなあ、と思うのです。

子どもは二の次、というのは言い過ぎかもしれないけれど、夫婦の絆があってこそ家族は成り立つし、子どももそんな両親を見て育つのではないかな、と思います。


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発信者の紹介

望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながら、オーガニックな野菜作りと食生活、地域の農家さんからいただく羊毛を使った糸紡ぎをしています。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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