2017.11.29 08:54|アイルランドで畑仕事
本当は10月中にニンニクを畑に植えておきたかったのですが、お天気になかなか恵まれず足踏みしていました。

ニンニク栽培2017 (3)

いつもお世話になっている西コークのサプライヤーさんにオーガニックの栽培用ニンニクを注文して、数少ない晴天の日を見計らい、やっと作業を終えることができました。

ニンニク栽培2017 (2)

親しくしている友人のお姉さんと会う機会があって、おしゃべりをしていたら彼女がこんなことを言います。
「私はガーデニングとか得意な方ではないんだけどね。最近新聞で読んだんだけど、アイルランドの気候ってニンニク栽培に適してるんですって。簡単にできるって言うし。でもスーパーで売ってるニンニクは、あれ全部中国産でしょう?それも大しておいしくないの。この国でおいしく簡単に栽培できるものを、地球の反対側からわざわざ輸入してる。これってすごくおかしいことだと思わない?」

ニンニクに限らず、はたまた食品に限らず、今あらゆる「もの」の世界において、同じような現象が起こっています。
棚から商品を選ぶだけの消費社会では、こうしたことに気づく機会がなかったりもします。

ニンニクは、ひとかけずつ分けて土に挿していくだけで芽が出ます。ジェラルディンが言うように、簡単にできるのです。
おいしく太ったニンニクができるには寒い冬を越える必要があるので、アイルランドでは10月~11月にかけて、遅くともクリスマス前までには植えるというのが原則です。

ニンニク栽培2017 (1)

植えっぱなしで手間要らず、初夏には収穫できて1年以上保存ができるので、我が家では食用のニンニクを買う必要がありません。

自分では育てることが難しくても、せめて中国産のニンニクではなくアイルランド産のおいしいニンニクがもっと手に入るようになればいいのにと思います。

生活の中のほんの少しの変化が、その社会を、世界を、大きく変えることがあると信じています。

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2017.10.03 07:55|アイルランドで畑仕事
今夜のディナーは、買ってきた乾麺に炒めた野菜をたくさん入れて食べました。それに具が春菊だけのあっさりスープ。
炒めた野菜は玉ねぎ、にんじん、ニンニク、ショウガ、インゲン、キャベツ。ショウガを除いて、すべて自分たちで育てた野菜です。些細なことですが満たされた気持ちになる瞬間です。

「インゲン」と書きましたが、この季節の我が家のインゲンは正しくはベニバナインゲン、英語名をRunner Beansといいます。
9月が旬のベニバナインゲンを今年はたくさん植えたので、ほぼ毎日のように我が家の食卓にのぼるのです。

ベニバナインゲン2017 (4)

ベニバナというからには紅色の花が咲く。わけなのですが、ここ2週間ほどで気温が下がり花はつかなくなりました。

豆類はあっという間に大きくなるので、ちょうどいい大きさのインゲンを収穫するには毎日の収穫が欠かせません。

ベニバナインゲン2017 (3)

つる性なので互いに絡み合って収穫も一筋縄ではいきません。
全部とり終わったと思っても、ちょっと違う角度から見ると束になったインゲンがまだまだ見つかるのです。

ベニバナインゲン2017 (2)

見逃していると巨大なインゲンがお目見えしたりします。大きくなり過ぎると筋っぽくなっておいしくありません。

正面から見るだけでは見つからないインゲン。違う視点から観察すると、多くのインゲンが発見できます。反対側に回ってみたり、横から眺めてみたり、しゃがんで下から覗いてみたり。
まるでものの見かた、人の見かたそのものだなあ。
一人でベニバナインゲンの収穫をしている時間、よくこんなことを考えます。

ベニバナインゲン2017 (1)

時間をかけて、視野を広げていろいろな角度から見てみること。
すると、抱え切れないほどの収穫があるのです。

リンゴの木とプリンス2017 (1)

ね、プリンス。

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2017.07.31 07:47|アイルランドで畑仕事
ジャガイモってどうしてこんなにおいしいのでしょう。
特に掘りたてのジャガイモは、皮が薄くて剥かなくてもそのまま茹でて食べられます。味も格別。いわゆる「新じゃが」と呼ばれるものですね。

今年も、我が家の恒例行事ジャガイモの収穫が終わりました。
夫と二人がかりで掘ること数時間。肉体労働ですが、次から次へと土から顔を出すジャガイモに疲れも忘れる楽しい作業です。

今更ですが、ジャガイモは土の中でこんな風に根っこにくっついていますね。

ジャガイモ収穫2017 (7)

今年は大きなジャガイモが多く、心までホクホクです!

ジャガイモの種類によって赤っぽいもの、紫のもの、丸い形、細長い形などいろいろあります。
こんなユニークな形のジャガイモも出てきました。

ジャガイモ収穫2017 (1)

日本の母がアイルランドに来ると、いつも「ジャガイモがおいしい」と言います。その通りなのですが、自分たちの畑でできたじゃがいもは更においしい!のも本当です。このジャガイモがあればお米もパスタも要らない!毎晩ジャガイモを主食でいただいている我が家です。

ジャガイモは涼しく暗い場所で保存すれば来年までおいしく食べられます。段ボールの箱に入れて、風通しのいい納屋へ。

ジャガイモ収穫2017

願わくば、来年の収穫まで自分たちのジャガイモで食いつなぎたいものです。


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2017.06.18 01:42|アイルランドで畑仕事
日本に着いてみると、なんと我が母が家のバルコニーで野菜を育てていることが分かりました。彼女はもともと農家の娘ではあるけれど、70近い今でも予定をみっちり入れる人でいつも忙しくしています。青々と生い茂る野菜に水やりをする姿に驚きました。

きゅうり、チェリートマト、ナス、ピーマン、しそ、パセリ。朝顔、あじさい、ゼラニウム。私が置いていったテラコッタの鉢も再びお役目をもらって、無機質だったベランダのなんて瑞々しいこと。

今日、上に住むご近所さんに会って立ち話をしたら、母の野菜作りのことを「娘さんの影響受けたって私には話してくれたんですよ」ですって。そんなこと、肝心の娘は初耳ですよ。

帰省中はいつの間にか水やりも任されている私。数日後にはアイルランドへ帰国(?)だし、そろそろ我が家の畑が気になる頃です。

夫のパットさんは、日本に来るたび日本の畑を眺めるのが好きです。
今回は外出先でジャガイモを発見。

ふむ。

子どもの国2017 (1)

ふむふむ。

子どもの国2017 (2)

これは?何やら見ております。

「日本人もジャガイモ好きだよね」との発言の裏には「ジャガイモは本当は僕たちのもののはずなのに」というアイルランド人らしい考え方が・・・ある気がするのだけれど?
こちらの場所もそうですが、ジャガイモの隣に大豆が植わっていることが多く、日本らしい風景だなと思います。

6月という月は、アイルランドでは真夏なんですね。
3週間の生長は著しいものなので、我が家の畑はジャングルのようになっているのではないかしら。
土を触りたくなってきました。


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2017.04.06 07:50|アイルランドで畑仕事
リンボクの咲き乱れるアイルランド。春のさえずりとはまさにこのことと言わんばかりに、鳥たちが謳歌しています。

我が家の畑の準備も着々と進む4月、ビニールハウスの中でにょきにょきと土から顔を出すアスパラガスを楽しんでいます。

アスパラガス2017 (3)

種から育てたアスパラガスを鉢植えにして2株ほど持っていたのを、去年の春に初めてビニールハウスの中に地植えしてみたのです。株を植えっぱなしにしておけば数年は収穫ができるアスパラガスは、アイルランドでも外で栽培できると言われていますが、よほど手をかけていないと収穫まではなかなか難しいようです。

アスパラガス2017 (1)

ここ1ヶ月ほど、すらりとした長身のハンサムなアスパラガスを毎日収穫しています。
あとからあとから出てくるものの、まだ若い株なので一日に数本しか取れません。束をざっと茹でて・・というにはあまりにさびしい量なので、大抵は穫れたらその場でパクパク食べてしまいます。

ああ、これはおいしい。
柔らかくて甘くてやさしくて。アスパラガスは、上に伸びようとする生命の力のおすそ分け。
自分で育てた初めてのアスパラガスは、初春の季節にだけ味わえる最高のスナックです。
お金では買えないささやかな幸せを、また一つ発見しました。


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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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