2018.06.06 08:49|アイルランドで畑仕事
数年前に親しい友人からブドウの苗をもらいました。
ブドウであるというだけで品種も何も分からないまま、大喜びでさっそく植えました。

アイルランドでは、よく自宅のビニールハウスでブドウを育てている人たちがいます。
私たちもハウスの中に這わせてみることにしました。

ぶどう2018年5月 (1)

苗はあっという間に大きくなり、去年初めてブドウを収穫することができました。
ブドウは木ですから、同じ場所から毎年出てきます。ある友人から、ビニールハウスのすぐ外に植えて枝だけを中に送り込めば場所を取らずに済むよというアドバイスをもらい、試してみることに。

ぶどう2018年5月 (4)

ふむ。

5月になると、既にブドウのベイビーができ始めます。

ぶどう2018年5月 (6)

ブドウって夏になるといつでも食べていたけど、どうやって結実するのか、花は咲くのかなど何も知らなかったことに気がつきました。
こんな風にできるんですね!

ぶどう2018年5月 (2)

これが少しずつ大きくなって、夏の終わりには食べ頃となります。
今年は去年に増して実の数が多いようです。ざっと見たところ100房はあるかなあ。

ぶどう2018年5月 (3)

ハウスの天井を這うように育っているので、梯子がないと収穫できそうにありません。・・頑張ろう。
で、我が家初、去年のブドウのお味は。

初めてのブドウ収穫2017 (2)

最高でした。
未だに品種は知りませんが、きれいな宝石のような色のマスカットタイプです。

我が家にあるブドウは1本だけなのでフルーツとして食べてしまいますが、なんとアイルランドにもワインメーカーさんがいること、ご存知ですか?

アイリッシュワイン

最も有名なのはアイルランド産ワインの先駆者ダブリン州のデイヴィッド・ルウェリン(David Llewellyn)氏。
彼によると、アイルランドの気候は少しずつ気温も上がり、近年になってブドウ栽培が可能になってきたとのことです。

アイルランドはここ3週間ほど連日快晴、気温も25度前後とこの国にとってはまさに真夏日が続いています。来週に入ってもこのお天気には特に変化がなさそうで、毎日がまるで夢のようです。14年間この国に暮らしていますが、こんなに長いこと夏日が続くのは初めての経験ではないかしら。

お天気がいいのは嬉しい、でももしかするとこれも温暖化の影響か、と思うとやはり心持ち心配になってしまいます。
デイヴィッドさんをはじめ、アイルランドのブドウ栽培農家さんたちは大喜びなのかもしれませんが・・!

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2018.05.23 07:26|アイルランドで畑仕事
5月の気温の上昇と同時にあらゆる植物や木々が競うように芽を伸ばし、枝を伸ばしています。
私の家の回りはまるで一面緑のグラデーションのよう。美しい季節がやって来ました。

ぐんぐん育っているのは畑の野菜も同じこと、このまま夏に向けてひたすら生長あるのみです。
さて、この季節になるとちょっと嬉しい発見が畑のあちらこちらで見られます。

こぼれ種が嬉しい2016 (12)

日々大きくなるジャガイモの脇に、きれいな紫色の茎とギザギザの葉が特徴のケールの苗がいくつも。

私たちが植えたのではありません。
去年ここで育てていたケールのこぼれ種が発芽し、勝手に出てきたのです。

こぼれ種というのは、その名の通り何かの植物から種がこぼれて、それが自然に発芽し自生している時に使われる言葉です。

ビニールハウスの中では特に顕著で、実にさまざまな野菜や花がこぼれ種となって次の年に発芽してきます。

こぼれ種が嬉しい2016 (1)

こちらは、いつか不定期便でもご紹介したことのある蕎麦(そば)。(記事はこちらです→「アイルランドでも育つ、蕎麦」
花もきれいだし、畑のどこかには毎年絶やさず育っていてほしい植物です。とは言え蕎麦は繁殖力が旺盛で、適度にコントロールをしていないとビニールハウスの中では完全占拠されてしまいます。元気なのは嬉しいのですがね。

こぼれ種が嬉しい2016 (6)

毎年必ずと言っていいほど出てくるナスタシウム。鑑賞用としても人気がありますが、我が家ではナスタシウムの葉も花もサラダにして食べてしまいます。

こぼれ種が嬉しい2016 (2)

パンジーもあちらこちらから顔を覗かせてくれます。
面白いことに、私が植えた1株は黄色の花をつけていたのに、そこからこぼれた種からできた苗は花が薄紫だったりヴェルヴェットのような深い紫だったり。花の大きさにも変化があるのです。ひとつの種が持つ無限の可能性に驚かされます。

ハーブの多くも、こぼれ種で増えてくれます。

こぼれ種が嬉しい2016 (10)

パセリ。
ここ数年というもの、私がパセリの種を蒔く必要はまったくありません。こぼれ種で発芽し、生長し、花が咲いて、種ができて、これがこぼれて、翌年に発芽し、生長し・・の連続。手間要らずとはまさにこのことです。

こぼれ種が嬉しい2016 (11)

コリアンダー。
私の大好きなハーブのひとつです。あっという間に花が咲いて種になってしまいますが、数週間後には古株の横にもう新しい芽が出ている。サイクルの早い植物です。

こぼれ種で野菜が育つことが分かってからは、旬が終わってとう立ちしてしまった野菜をわざと数株残し、種を作って畑地に置いておくようなこともするようになりました。

こぼれ種が嬉しい2016 (4)

こぼれ種が嬉しい2016 (7)

これはニンジンかな~。
ニンジンの花がきれいだという話を誰からか聞いて、花を咲かせるためにハウスの中で少しだけニンジンを育てたことがあります。翌年になると、花の咲いていた場所から無数のニンジンの芽が出てきました。小さな種ですが、こちらも見事な生命力です。

こぼれ種で勝手に育ってくれる植物は、私の手で蒔くものよりも生育力が強いように思います。
自ら場所を選び、発芽に最も適した季節に、自分の力で土から出てくるからなのでしょう。この自然の力に抗えるものはほかにないようで、病気知らず害虫知らずの元気な苗が育ちます。

考えてみれば、人の手の入らない自然界というのはこぼれ種に依存しています。
一年草はみんな最後には種をつけ、その種がこぼれて発芽し、次の年に命をつなげていきます。
一年草に限ったことではありません。木もこぼれ種で芽を出し、環境が適していれば葉を増やし枝を伸ばし、大きく根を張って生長していくのです。

風が種を運ぶ。または虫や鳥、獣が種を運ぶ。種の運送屋たちも立派な仕事を任されています。
自然とは、本当にバランスよくできているものです。

これは、一体誰が運んできたのでしょう?

こぼれ種が嬉しい2016 (13)

ニンニクを植えた畑の脇で、いつの間にか大きく育っていたクレソン。
クレソンをこの畑で育てた記憶はないのですが。誰かが持って来てくれた野菜の苗の土の中にでも紛れ込んでいたのでしょうか。こちらも時折つまんでは、おいしくいただいています。

今、日本では戦後にできた「種子法」が廃止され、それに伴い種の価値が変わる事態に直面しています。
種は私の暮らしにとって身近であり、種について思うことは多々あります。またの機会に、種の話も少しずつ書いていきたいと思っています。

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2017.11.29 08:54|アイルランドで畑仕事
本当は10月中にニンニクを畑に植えておきたかったのですが、お天気になかなか恵まれず足踏みしていました。

ニンニク栽培2017 (3)

いつもお世話になっている西コークのサプライヤーさんにオーガニックの栽培用ニンニクを注文して、数少ない晴天の日を見計らい、やっと作業を終えることができました。

ニンニク栽培2017 (2)

親しくしている友人のお姉さんと会う機会があって、おしゃべりをしていたら彼女がこんなことを言います。
「私はガーデニングとか得意な方ではないんだけどね。最近新聞で読んだんだけど、アイルランドの気候ってニンニク栽培に適してるんですって。簡単にできるって言うし。でもスーパーで売ってるニンニクは、あれ全部中国産でしょう?それも大しておいしくないの。この国でおいしく簡単に栽培できるものを、地球の反対側からわざわざ輸入してる。これってすごくおかしいことだと思わない?」

ニンニクに限らず、はたまた食品に限らず、今あらゆる「もの」の世界において、同じような現象が起こっています。
棚から商品を選ぶだけの消費社会では、こうしたことに気づく機会がなかったりもします。

ニンニクは、ひとかけずつ分けて土に挿していくだけで芽が出ます。ジェラルディンが言うように、簡単にできるのです。
おいしく太ったニンニクができるには寒い冬を越える必要があるので、アイルランドでは10月~11月にかけて、遅くともクリスマス前までには植えるというのが原則です。

ニンニク栽培2017 (1)

植えっぱなしで手間要らず、初夏には収穫できて1年以上保存ができるので、我が家では食用のニンニクを買う必要がありません。

自分では育てることが難しくても、せめて中国産のニンニクではなくアイルランド産のおいしいニンニクがもっと手に入るようになればいいのにと思います。

生活の中のほんの少しの変化が、その社会を、世界を、大きく変えることがあると信じています。

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2017.10.03 07:55|アイルランドで畑仕事
今夜のディナーは、買ってきた乾麺に炒めた野菜をたくさん入れて食べました。それに具が春菊だけのあっさりスープ。
炒めた野菜は玉ねぎ、にんじん、ニンニク、ショウガ、インゲン、キャベツ。ショウガを除いて、すべて自分たちで育てた野菜です。些細なことですが満たされた気持ちになる瞬間です。

「インゲン」と書きましたが、この季節の我が家のインゲンは正しくはベニバナインゲン、英語名をRunner Beansといいます。
9月が旬のベニバナインゲンを今年はたくさん植えたので、ほぼ毎日のように我が家の食卓にのぼるのです。

ベニバナインゲン2017 (4)

ベニバナというからには紅色の花が咲く。わけなのですが、ここ2週間ほどで気温が下がり花はつかなくなりました。

豆類はあっという間に大きくなるので、ちょうどいい大きさのインゲンを収穫するには毎日の収穫が欠かせません。

ベニバナインゲン2017 (3)

つる性なので互いに絡み合って収穫も一筋縄ではいきません。
全部とり終わったと思っても、ちょっと違う角度から見ると束になったインゲンがまだまだ見つかるのです。

ベニバナインゲン2017 (2)

見逃していると巨大なインゲンがお目見えしたりします。大きくなり過ぎると筋っぽくなっておいしくありません。

正面から見るだけでは見つからないインゲン。違う視点から観察すると、多くのインゲンが発見できます。反対側に回ってみたり、横から眺めてみたり、しゃがんで下から覗いてみたり。
まるでものの見かた、人の見かたそのものだなあ。
一人でベニバナインゲンの収穫をしている時間、よくこんなことを考えます。

ベニバナインゲン2017 (1)

時間をかけて、視野を広げていろいろな角度から見てみること。
すると、抱え切れないほどの収穫があるのです。

リンゴの木とプリンス2017 (1)

ね、プリンス。

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2017.07.31 07:47|アイルランドで畑仕事
ジャガイモってどうしてこんなにおいしいのでしょう。
特に掘りたてのジャガイモは、皮が薄くて剥かなくてもそのまま茹でて食べられます。味も格別。いわゆる「新じゃが」と呼ばれるものですね。

今年も、我が家の恒例行事ジャガイモの収穫が終わりました。
夫と二人がかりで掘ること数時間。肉体労働ですが、次から次へと土から顔を出すジャガイモに疲れも忘れる楽しい作業です。

今更ですが、ジャガイモは土の中でこんな風に根っこにくっついていますね。

ジャガイモ収穫2017 (7)

今年は大きなジャガイモが多く、心までホクホクです!

ジャガイモの種類によって赤っぽいもの、紫のもの、丸い形、細長い形などいろいろあります。
こんなユニークな形のジャガイモも出てきました。

ジャガイモ収穫2017 (1)

日本の母がアイルランドに来ると、いつも「ジャガイモがおいしい」と言います。その通りなのですが、自分たちの畑でできたじゃがいもは更においしい!のも本当です。このジャガイモがあればお米もパスタも要らない!毎晩ジャガイモを主食でいただいている我が家です。

ジャガイモは涼しく暗い場所で保存すれば来年までおいしく食べられます。段ボールの箱に入れて、風通しのいい納屋へ。

ジャガイモ収穫2017

願わくば、来年の収穫まで自分たちのジャガイモで食いつなぎたいものです。


Erika Moc O'C @Twitter
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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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