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2019.08.07 14:04|アイルランドで畑仕事
夏によく我が家の食卓にのぼるグリーンサラダ。常に作り置きしている自家製のドレッシングと共に、いつもおいしくいただいています。
レタスはもちろん畑で収穫したもの。ビニールハウスがあるので、夏だけでなく一年中新鮮なサラダを作ることができます。

サラダはミックスで (4)

レタスと言えば、日本ではアイスバーグという品種のレタスをよく見かけるようです。大きなヘッドの、パリパリとした食感のレタスですね。でもレタスって、実は驚くほどたくさんの種類があるものです。
私もサラダに使えるレタスやリーフ類をいくつか育てています。

サラダはミックスで (11)

こんなのとか、

サラダはミックスで (12)

こんなレタスはサンドイッチに入れてもおいしく大変重宝しています。

これに加えて、ややぴりっとした味のリーフ類も一緒にあると、サラダはもっとおいしい気がします。

サラダはミックスで (1)

これはわさび菜、と呼ばれるそう。わさびのような辛みがとってもおいしいリーフです。

サラダはミックスで (3)

こちらはおなじみ、ルッコラ。ルッコラは英語でロケットと呼ばれ、これは多年草タイプのロケット。毎年元気に出てくるので、食べ切ることができないほど常に生い茂っています。

サラダはミックスで (9)

ナスタチウムは観賞用として知られているかもしれませんが、葉も花も食べられます。どちらも独特の風味でサラダに入れるととても良いアクセントになります。レストランのコース料理に添えられていたりもしますね。

サラダはミックスで (10)

数年前にご紹介したことのあるカレンデュラの花(「カレンデュラ(キンセンカ)のオイルを作る」)も、食べられる花のひとつです。お客さんが来る時など、私は花びらを摘んでサラダのトッピングにします。

さて、我が家の場合レタスを根こそぎ収穫することはまずありません。
我が家だけでなく、家庭菜園をする人なら誰でもそうしているのではないでしょうか。ではどうやって収穫するのかというと、下の葉から摘みとるのです。下の葉、つまり一番古くて一番大きな葉ですね。レタスでもなんでも、葉というのは植物の中心から若い葉がどんどん出てくるものです。これは大きくなるまで摘まずにとっておいて、十分に生長した大きな葉から順に収穫していくのですね。

サラダはミックスで (7)

これを、摘む!
株そのものは生きているので、また若くて柔らかい葉っぱを次々出してくれます。レタスは数株あれば、ずいぶん長いことサラダを食べ続けることができるわけです。

こんな食べ方をしていると、レタスはだんだんこんな形になってきます。

サラダはミックスで (6)

背が高くって頭でっかち!最後には葉の中央から蕾が出てきて、やがて花が咲き種をつけます。
我が家のビニールハウスは、こぼれたレタスの種が発芽し、いろいろな場所からひょこっとレタスの苗が現れ、勝手に育っています。

サラダはミックスで (13)

こちらは冬の終わりの我が家のサラダ。スプラウティングブロッコリーがたくさん出ていたので、これも火を通さずサラダに入れてみました。

リーフレタスはお庭がなくとも、プランターで簡単に栽培できます。新鮮なレタスほどありがたいものはありません。
それに、グリーンのある暮らしというのは、それだけでほっとできる時間を与えてくれますよね。
皆さんもぜひ。

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2019.04.12 21:02|アイルランドで畑仕事
今年もツバメが帰ってきました。畑で仕事をしていたら、初めてカッコーを聞きました。長い冬が終わりを告げ、アイルランドに春がやってきました。

この冬、我が家は初めて野菜を買わず、初めて自分たちの畑の野菜だけで乗り切ることができました・・・!
私たちにとって、これはとても意味のあることです。それも、我慢をして辛抱して乗り越えたというより、あっさりとできてしまったのです。長年この土を耕し、肥やし、つながってきた末に得ることのできた、小さな幸せ。でも、とてもとても大きなこと。

4月の畑2019 (1)

食費が浮いたとか、節約、という価値観ではありません。自分の時間を使って仕事をし、その収入で見知らぬ野菜を購入する代わりに、自分の時間を使って、自分たちの土地で自分たちが食べるだけの野菜を育てることのできる幸せ。この時間の使い方を、大事にしたいと思います。

4月の畑2019 (10)

種を蒔くのが遅すぎたキャベツはまだ丸まってきてもいませんが、新しい葉は柔らかくおいしいので外側の大きな葉からもぎ取って、食べてしまっています。

4月の畑2019 (15)

去年の夏に種を直播きして、間引きもせずそのまま放置のにんじん。2メートル四方あるかないかの小さなスペースなのに、4月に入った今もまだまだ在庫が豊富です。大きいにんじんを見極めて、必要な時に必要な数だけ抜き取って使っています。

4月の畑2019 (13)

冬には頭部の葉が枯れていましたが、気温の上昇とともに新しい葉がどんどん出てきました。スープなどに入れてもおいしい。

4月の畑2019 (11)

去年の10月に植えたニンニクも、ぐんぐん葉を伸ばしています。キッチンには去年収穫したニンニクがまだまだあるから、収穫期を迎える夏まで十分に待てるのです。

4月の畑2019 (9)

おやおや、こちらは菜花?ケールがとう立ちして花が咲いてしまいました。野菜のとう立ちというとマイナスのイメージがあるかもしれませんが、私はわざととう立ちさせて花を咲かせます。花の近くまで寄っていくと、ありとあらゆる虫たちが、忙しそうに花の蜜を求めて集まってきています。中でも元気なのがミツバチ。養蜂をはじめてから、我が家の畑にやってくるミツバチの数が明らかに増えました。

4月の畑2019 (7)

虫たちのおかげで、野菜の花は結実し、やがて種ができます。このケールは私がわざわざ種を採取しなくとも、種が畑にこぼれて、しばらくするとあちこちで発芽してくれるのです。花が咲く前のものを摘み取って、おひたしにしたりそのままサラダにするとこれまたおいしい。春ならではの味がします。

4月の畑2019 (4)

花が咲く前と言えば、こちらもこのところずっと食べている野菜です。スプラウティングブロッコリーと言います。普通のブロッコリーと違い、こんな小さな蕾が放射状にできるので、これを摘んで食べます。子どもたちなどは、手でぽきっと折ってそのまま生で。摘めば摘むほど、どんどん出てくる嬉しい野菜です。

4月の畑2019 (3)

ビニールハウスの中ではいろいろな種類のレタスが元気。ルッコラやわさび菜、春菊なども。こちらも、こぼれ種で勝手に出てきたものが多いです。

4月の畑2019 (2)

アスパラガスは年々株が大きくなり、収穫量が増えてきました。この時期だけに食べられるごちそう。

じゃがいもと玉ねぎは去年収穫したものがまだまだある。
春は、イラクサなどのワイルドフードも収穫できます。
今年の畑に向けて、3月に蒔いたトマトやきゅうり、豆類などの種が次々と発芽し、サンルームの窓際を賑わせています。また楽しい季節がやってきました。

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2018.10.17 22:37|アイルランドで畑仕事
それにしても今年の夏は畑が忙しかったです。お天気に恵まれ、畑の野菜たちは今が盛りとばかりにぐんぐん育ってくれました。自分たちで育てた新鮮な野菜で毎日の食事がとれるというのは、私たちにとって何にも代え難い暮らしの道です。
おいしい野菜がたくさん穫れるのは嬉しいこと。収穫というのは、野菜を種から育てたことを思えばまさに感激の瞬間なわけですが・・・いやはや、毎日毎日できる野菜を毎日毎日収穫というのは実に大変な仕事なのですね。
も~う、収穫にうんざり!と音を上げそうになるほどでございました。

更には、収穫すれば今度はそれを煮るなり焼くなりしなくてはなりません。
たくさん穫れてしまった野菜は知恵を絞って保存食にしたり、トマトはソースに、ズッキーニは漬物に、りんごはせっせとサイダー、タルト、すりおろしてパンの酵母液に入れたりと、あとからあとからできる野菜や果物を上手に食卓に運ぶという仕事も、実に大変!
これはまさにフルタイムの仕事で、畑と台所を一日中立ちまわっていたような、そんな夏だったのです。

生きるために食べるということは、大変なことなんですね。

さて、10月の畑はそんなパニックも終わり落ち着いてきました。

10月のガーデン2018 (13)

収穫後に空っぽになったところにはポニーの馬糞を追肥して、来年の春までお休みさせています。

場所によっては追肥後すぐにまた違う苗を植えたところも。
こちらは8月に種を蒔いて育てたレタス。

10月のガーデン2018 (12)

毎日食べてもいいぐらいの量です。
子どもたちが学校に持っていくランチ用のサンドイッチにも入れている、柔らかいレタスです。

10月のガーデン2018 (11)

大量に孵化してしまった蝶々の幼虫に食いつくされそうになっていたキャベツも、二度目の挑戦とばかりに丸まってきました。

10月のガーデン2018 (10)

最近毎日のように食べているのがこれ。
白かぶです。遅蒔きにしたのがよかったのか、畑のあちらこちらにごろんごろん。直径10センチほどのものもあって、でもいざ包丁で切ってみると中はしんなり、大味でもなくほんのり辛みがあってとってもおいしい!

秋口からはやはり根菜ができてくるものなのですね。育ててみて初めて知りました。
さて、本日ご紹介したいのはそんな根菜の定番。

10月のガーデン2018 (7)

わさわさと茂るレース状の葉っぱ。もう何だかお分かりですよね?

10月のガーデン2018 (5)

わーい!にんじんだ!

にんじんは、なぜか昔から「育てるのは難しい」と思い込んでいた野菜の一つでした。
季節を問わずいつでも出回っているし安いのですが、畑の土が肥えてきた去年ぐらいからでしょうか、思い切ってにんじんの種を直播きしてみたのです。
すると。な~んだ、誰が難しいって言ったの?と騙されていた気分になるほど簡単にできることが判明。

10月のガーデン2018 (3)

にんじんは和洋問わずどんな料理にも使える万能野菜ですよね。栄養価の高い緑黄色野菜としても知られています。

間引きをあえてしなかったので、お隣さんとおしくらまんじゅう状態で育っている我が家のにんじん。頭部を見て、なるべく大きいものから収穫してやるようにしています。そうすると残った小さいにんじんたちがスペースをもらって大きくなってくるのです。このにんじんの収穫作業が、実は癖になるほど楽しい!
「ん、これは大きいかも」と目星をつけたにんじんの葉の根元をつかんで、はじめは前後左右ににんじんを動かしながらゆっくり抜いていきます。きれいに抜けた時の満足感ったら!たまりません。

にんじんの葉っぱも香りがよく、我が家ではかき揚げを作る時に必ず入れる食材です。子どもたちも大好きで、ショーンはにんじんの葉を見つけると必ず「今夜のディナー、Kakiageにする?」とせがんでくるほど。

ときどき虫に食われていたり、二本足になって形のいびつなものもありますが、薬を使って育てられた見栄えのいいにんじんより何倍もいい!と私は思っています。
見栄えよりなにより、スーパーで買うにんじんは・・あれ?味がしない?香りもなければ、あのにんじんらしい味がいくら噛みしめてもしないのは不思議です。パッケージには「Carrot」と書いてあるし、見た目も確かににんじんなのですが。

10月のガーデン2018 (1)

本日の収穫は(楽しくてついつい抜きすぎた)にんじん、トマト、きゅうりにベニバナインゲン。
家族4人分以上の野菜が毎日穫れる我が家の畑。
幸せなことです。

しゃきしゃきで香り豊か、今でさえ十分においしいにんじんですが、冬の寒さにより野菜はこれからどんどん甘くなっていきます。
必要な時に必要な分だけを抜いて、あとのにんじんは土中に残して保存するつもりです。

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2018.07.20 08:27|アイルランドで畑仕事
2018年7月の我が家の畑の様子です。

畑2018年7月 (1)

オーガニックの土作りと数週間続いた真夏日のおかげで、今年の畑は栄養満点。隅から隅まで元気な野菜たちで埋めつくされています。やったー!

5週間以上雨が降らないという記録的なお天気のアイルランド。各地で水不足が叫ばれていますが、こんな気持ちのいいお天気なら大歓迎、毎年こうだったらいいのに・・というのが私の正直な気持ちです。

気温が上がり、晴れ日が連続すると野菜たちはぐんぐん育ちます。
ひとつだけ困ったのは、外の畑で育つそら豆。高温と乾燥した気候は、アブラムシにとって絶好のコンディションです。そら豆の苗のてっぺん、つまり新芽の部分に数えきれないほどのアブラムシがびっしりとつき、生長を阻害します。
手で払いとったり水やりをすると少し勢いが失せるようですが、しばらくするとまた戻ってきます。石鹸水や牛乳をスプレーしたこともありますが、これまたかなり根気のいる作業です。かと言って農薬や殺虫剤は使いたくないので、最初から念頭にありません。

ニンニクを収穫したあとの畑を耕していたら、ふと何やら赤い小さなものが目にとまりました。

てんとう虫!

日本にいるのと同じ、7つの星のついたナナホシテントウです。
そういえば、てんとう虫って暖かくなると出てくるわよね。
更には、
そういえば、てんとう虫ってアブラムシをよく食べてくれるんじゃなかったっけ?

そこで、このてんとう虫を手でそっと運んでアブラムシ天国と化したそら豆の葉っぱにうまく乗せてみたのです。
すると・・・
最初はどこに下ろされたのか分からず慌てふためいた様子のてんとう虫ですが、やがて目の前に密集するアブラムシの群れを発見。そして、何とも豪快に食べ始めたではありませんか!それも至近距離で凝視する私の目の前で!
うわー、本当に食べてる!

数時間後にまた見に行くと、なんとこのてんとう虫、まだ同じ場所にいます。
翌日になっても、てんとう虫はそら豆から離れませんでした。
これは私たちにとってもてんとう虫にとっても嬉しいニュース。それからは家族の誰かがてんとう虫を見つけると必ず捕獲してそら豆に乗せるようになりました。

害虫駆除はテントウムシにお願い (1)

てんとう虫効果は抜群です。
先週末には雨も少し降り、アブラムシはずいぶん少なくなってきました。
来週もまた暑くなる予報のアイルランド。頼りになるてんとう虫くんたちに活躍してもらいます。

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2018.06.06 08:49|アイルランドで畑仕事
数年前に親しい友人からブドウの苗をもらいました。
ブドウであるというだけで品種も何も分からないまま、大喜びでさっそく植えました。

アイルランドでは、よく自宅のビニールハウスでブドウを育てている人たちがいます。
私たちもハウスの中に這わせてみることにしました。

ぶどう2018年5月 (1)

苗はあっという間に大きくなり、去年初めてブドウを収穫することができました。
ブドウは木ですから、同じ場所から毎年出てきます。ある友人から、ビニールハウスのすぐ外に植えて枝だけを中に送り込めば場所を取らずに済むよというアドバイスをもらい、試してみることに。

ぶどう2018年5月 (4)

ふむ。

5月になると、既にブドウのベイビーができ始めます。

ぶどう2018年5月 (6)

ブドウって夏になるといつでも食べていたけど、どうやって結実するのか、花は咲くのかなど何も知らなかったことに気がつきました。
こんな風にできるんですね!

ぶどう2018年5月 (2)

これが少しずつ大きくなって、夏の終わりには食べ頃となります。
今年は去年に増して実の数が多いようです。ざっと見たところ100房はあるかなあ。

ぶどう2018年5月 (3)

ハウスの天井を這うように育っているので、梯子がないと収穫できそうにありません。・・頑張ろう。
で、我が家初、去年のブドウのお味は。

初めてのブドウ収穫2017 (2)

最高でした。
未だに品種は知りませんが、きれいな宝石のような色のマスカットタイプです。

我が家にあるブドウは1本だけなのでフルーツとして食べてしまいますが、なんとアイルランドにもワインメーカーさんがいること、ご存知ですか?

アイリッシュワイン

最も有名なのはアイルランド産ワインの先駆者ダブリン州のデイヴィッド・ルウェリン(David Llewellyn)氏。
彼によると、アイルランドの気候は少しずつ気温も上がり、近年になってブドウ栽培が可能になってきたとのことです。

アイルランドはここ3週間ほど連日快晴、気温も25度前後とこの国にとってはまさに真夏日が続いています。来週に入ってもこのお天気には特に変化がなさそうで、毎日がまるで夢のようです。14年間この国に暮らしていますが、こんなに長いこと夏日が続くのは初めての経験ではないかしら。

お天気がいいのは嬉しい、でももしかするとこれも温暖化の影響か、と思うとやはり心持ち心配になってしまいます。
デイヴィッドさんをはじめ、アイルランドのブドウ栽培農家さんたちは大喜びなのかもしれませんが・・!

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望月えりか

Author:望月えりか
書く人。日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
著書「見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし」(出版舎ジグ)
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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