2016.09.10 09:54|アート&教養
友人が自分の写真展を開くんだということで遊びに行ってきました。
アイルランドの伝統音楽にまつわる写真を多く撮るクリスティーは、自らもアコーディオンとコンサーティーナを演奏します。

「パット(夫)の写真も展示してあるから、絶対来てよ」

写真展が行われたのはエニスの町にあるコンサートホール内。
この時期は、ちょうどエニスで大規模な伝統音楽のイベントが開催されており、その一環としての展示でした。

クリスティー写真展2016 (6)

白黒の写真が並びます。
見たことのあるおなじみの写真のほか、今回初めて公開される写真も多くありました。

あ、夫、見っけ。

クリスティー写真展2016 (3)

写真の写真を撮るって、なんか変な感じですね。

イベント期間中ということもあり、ホールにはたくさんの人たちが。伝統音楽関係者が多く、顔見知りに会うたびにおしゃべりがはじまり、ゆっくり写真を見る暇もないほどです。

クリスティー写真展2016 (2)

さて、現在ニューヨーク在住のクリスティーはもともとここクレアの出身です。
アイルランドの伝統音楽を得意分野とする写真家は何人かいるのですが、クリスティーは中でも息の長いフォトグラファーで、今は亡き巨匠たちを撮影した写真も多く、貴重な記録の持ち主です。

Christy-Mc-Namara20160808-001_1.jpg

クリスティーのウェブサイトはこちら。頑張ってね。
Christy McNamara

忙しかった8月が終わり、ようやく我が家にも日常が戻ってきました。
夏に訪れる友人らとの再会の日々はエキサイティングで嬉しいのですが、今はしばし休息をゆっくり楽しみたいと思います。


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2013.04.11 06:00|アート&教養
贈りものをするのが上手な人とそうでない人がいるように思います。
私は残念ながら後者の方じゃないかな~と自分では思っていて、結構時間をかけて選ぶ時でもセンスがないのか空振りをしてしまうことが多いです。

去年の暮れに、東京に住む友人から小包が送られてきました。
子どもたちのためのぬりえや絵本、料理の得意な彼ならではのおいしい日本の食材、そして子ども向けというよりは私たちのために送ってくれたのではと思われる、こんなに素敵な本が入っていました。

贈りもの上手

ショーン・タン(Shaun Tan)作のアライバル(Arrival)という文字のない絵本です。

日本では発売当初からマスコミでも取り上げられてよく売れた本のようですが、アイルランドの田舎に暮らす私は無論こんな素晴らしいアートに触れる機会もなく、文化の都東京から送られてきた洗練された絵本にただただ感動しました。
文字のない絵本というのは以前にも聞いたことはあったけど、この作品は文字がないからこそ読む者の想像力を掻き立て、持ち合わせの知識をフルに活用し、1ページ1ページを、いえひとコマひとコマを、長い時間をかけて読み解いていく作業がとても新鮮で刺激的でした。

作者の言わんとしていること、一つの小さなコマに込められたメッセージや意図するもの、それらはみんな一度ページをめくっただけでは分かりません。私は何度も何度も読み直して、その度に新しい発見があり、絵本の中の世界がどんどん鮮明になっていくようでとても面白かったです。

間接的な感想ばかりを述べてしまいましたが、もしご興味がおありの方は是非手に取ってみてほしい絵本です。内容はその時までのお楽しみ・・。

基本的には大人向けの絵本だと思いますが、子どもも思わず見入ってしまう不思議な魅力があります。絵をただ見せるだけでなく、「この人はどこへ行くんだろう?」「今、この子は幸せだと思う?」などと子どもに質問を投げかけながら読んでやると、子どもなりに考え始め、彼らなりに想像してストーリーをなぞり始めるます。

この本を贈りものに選んでくれた友人のセンスに改めて感心すると同時に、手紙も何も入っていなかった小包にもかかわらず、彼の気持ちが十分伝わってきた贈りものだったなあ、と優しい気持ちになりました。

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2012.11.14 12:35|アート&教養
久し振りに会った日本人のお友だちから、大量の日本の文庫本をいただきました。

フィークル日本文庫1

「要らなければ廃棄します」と言うので「捨てるなんてもったいない!全部ください!」とお願いして、彼と私の夫がエニスでうまく落ち合ってその夜には夫が段ボール4箱分の日本の文庫本を抱えて帰ってきてくれました。ありがとう~。

日本から持ってきている本や母が置いていったものなど日本語の本がないわけではありませんが、こんな風に一気にいただけると感無量です。
その数ざっと80冊。
宮部みゆき、内田康夫、司馬遼太郎などバラエティーに富んでいます。

フィークル日本文庫2

「図書館が開けるじゃないの・・!」

というわけで「フィークル日本文庫」と銘打って、図書館もどきをオープンしています。
さっそく親しくしている日本人の友人数名が我が家に来た際に利用してくれて、迷った挙句に「今回はこれお借りしま~す」と数冊借りていってくれました。
本を物色しながら「あ、これ学生時代に読んだ」とか「私はこの人の本は結構好きで」など作品や作家のレビューで話が盛り上がったりとなかなか楽しいフィークル日本文庫です。

しかし、1週間たってもまだリビングルームの一隅を牛耳っている本の山を見て夫が一言、「これからどこに置くつもりなの」

あ、何も考えてなかった~。う~ん、図書館だからやっぱり本棚がほしいわね。ダンボールにずっと入れておくわけにもいかないし。(でも今でも入っています)

時はちょうど秋、読書に親しむにはぴったりの季節です。
ところでこの「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」などは一体どこからアイディアが来ているのでしょう?何かのキャンペーンかと思うほど、秋になると日本では必ず聞かれる常套文句です。
そういえばアイルランドでもブックフェアなどはいつも秋に催されている気がします。やはり読書をたしなむ季節なのでしょうか。

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2012.08.26 02:45|アート&教養
アイルランドに戻ったのは、ロンドンオリンピックの開会式の日(7月27日)。
成田からは、何の競技かは分かりませんが日本代表らしき男性と同じ便でロンドンに到着、シャノン空港行きの便はいつも数時間後なのでヒースロー空港内をうろうろしましたが、その時も国の応援に来ているらしきジャージ姿のこどもたちのグループを何組も見かけました。

シャノン空港には親友のマッテオが私たちを迎えに来てくれていて、とても助かりました。持つべきものは友なり。
さて、自宅に着いて「開会式!今やってるかも!」とテレビをつけると、ああよかった、アイルランドでもオリンピックの開会式を中継していました。

「アイルランドと日本はIとJだから入場も結構近いよね」、「楽しみにできる国が二つあるっていいわね~」なんてのんきに構えていたら、アイルランドの入場後、

「ここでいったんCMです」

えっ!あっ、日本の入場、もしかして見れない!?

というわけで、あっさりCMにつぶされて日本の入場シーンはおあずけに。
そうよね、アイルランドで日本の入場楽しみに見てる人なんてそんなにいないよね・・(涙)。


ロンドンオリンピックは閉会式もアーティスティックでよかったです。

あらためて、イギリスってこんなに多くのアーティストを輩出しているんだなあと思いました。それが芸術的に配置されていて見事だったと思います。

その中に、私にとっては懐かしい顔を発見しました。
STOMPというグループです。

趣味の良い幼なじみが「チケット2枚買ったんだけど行かない?」と誘ってくれたのがきっかけで、学生時代にSTOMPの東京公演を見に行きました。
日常生活の雑貨(ドラムからマッチ箱まで)を使ったダイナミックなパーカッション、躍動感に満ちたダンス、セリフのないストーリー、どれをとっても個性的で、一度見たら忘れません。
彼らのパフォーマンスを思いがけずオリンピックの閉会式で見て、何年も忘れていた記憶がよみがえりました。



調べてみると2010年にダブリンに来ていたようです。まあ行きたかった!
またぜひ生で見て、あの感動を味わいたいものです。
STOMPはたびたび来日もしているようなので、ぜひチェックしてみてください。一押しのアーティスト集団です。

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2011.10.21 13:04|アート&教養
雑誌、というのがありますね。
日本の書店に行くと山の数ほどあって、週刊誌、ファッション誌、料理雑誌などなど実に多彩です。
アイルランドでもこれは同じで、イングランドからの輸入雑誌も多いですがインテリア雑誌などはときどき好きで買うことがあります。

愛読している雑誌が一つだけあります。日本の雑誌で、日本の実家に郵送で届くのでそれを母がときどき荷物につめて送ってくれます。

雑誌の名前はグラフィケーション。

日本でアイルランド音楽を通してお会いしたある方がこの雑誌の編集に携わっており、「興味があれば送ってあげるわよ」と手続きをしてくださり、それ以来何年もの間購読しています。

このグラフィケーションという雑誌は書店では売っていません。
発行元は富士ゼロックスで、企業の広報誌であるため書店での扱いがないのです。購読といっても申し込みをすれば原則として無料で郵送されてくる隔月刊の雑誌です。

graphication.jpg

雑誌のコンセプトを読むと科学、文化、自然の3つを軸に社会のあり方を考える、とあります。ゼロックスの広報誌なだけあってかなりのページが写真にも割かれています。
各号の特集を見ると、「シートンの世界」、「アジアとのつながり」、「方言の時代へ」、「川・水辺の再生」など知的好奇心をくすぐる内容ばかりで、これが本当に面白いのです。
最新号は「東北に寄せる思い」。
深刻な被害を受けた石巻の50年代、60年代の人々の暮らしについて書かれた記事や東北のこれからの未来についての対談など、新聞やインターネットでは決して知り得ない情報がいつもこの雑誌にはあります。

広告代理店に支配されない自由なテーマと社会的な立場から、誰に媚びることもなくむしろ読者をぐいぐい引っ張っていくような姿勢が頼もしく、魅力的です。
これぞ、雑誌の中の雑誌。

ご興味がおありの方はぜひぜひ定期購読してみてください。
詳細はこちらから。

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発信者の紹介

望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎをしているほか、アイルランド伝統音楽の魅力を紹介するプロジェクト「ブラックバードミュージック」を運営しています。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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