2017.11.16 08:07|養蜂
ミツバチって冬眠するんでしょうか。
養蜂について知る前は、私もそんなことを考えたりしていました。11月に入り、初霜があり、明日の日中の気温は10度を切る予報のアイルランド。ミツバチは天気の悪い日や気温の低い日には活動をやめ巣箱から出てきません。が、冬眠をしているのではなく自分たちで集めたハチミツを食べながら巣箱の中で群れになってかたまり、寒さをしのいでいるのです。

ですから、11月のこの季節でも暖かく晴れた日には活発に巣箱を出入りしています。
アイルランドのミツバチたちは、9月はヘザーの花、そして10月はアイビーの花の蜜を集めて冬のたくわえとします。これが以前お話したアイビーのハチミツですね。

アイビー(ツタ)は、よくこんな風に道路脇に自生しています。

アイビーの花2017 (1)

とっても地味な花ですが、ミツバチにとっては貴重な食糧です。

アイビーの花2017 (2)

冬になる前に、ミツバチの大敵バロア病の予防をするとかでパットさんが何やら作業しています。
スーツも着ないで、いいんでしょうかね。

10月のミツバチ2017 (2)

ミツバチたちは、ほら、こんなに元気です。

10月のミツバチ2017 (4)

無事に越冬してくれることを祈ります。

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2017.11.11 00:35|毛糸と私
突然ですが、毛糸の販売を始めました。
私にとっては実は突然の出来事ではなくて、数年前から模索していたプロジェクトの一つです。地域で手売りをしているほか、日本向けにオンラインでも販売をスタートしましたのでご案内をさせてください。

販売しているのは、アイルランド北部ドニゴール州の小さな村で紡績されている「ドニゴールアランツイード(Donegal Aran Tweed)」と呼ばれる伝統的な毛糸です。

DSCF8798.jpg

今現在取り揃えている色は13色。

日本向けのオンラインショップはこちらです。
Wool Shop from IRELAND Hill Meadow

ドニゴールアランツイードは、ところどころ色の異なるネップがランダムにちりばめられたツイードヤーンと呼ばれるスタイルの毛糸です。ネップの入った毛糸はときどき見かけますが、ドニゴールの毛糸はネップの色バランスが天下一品、絶妙です。去年工場を訪れた時にマネージャーさんから聞いた話では、一色一色の毛糸にどの色のネップを何種類入れるかという作業を専門にするデザイナーさんがいらっしゃるそう。試作品をチームで吟味し、合格したものが新しい色として世の中に出ていくんですよ、とのことでした。

その名のとおり、この毛糸は昔からツイード織りにも使われています。ツイードのジャケットや帽子なども、アイルランドを代表する工芸品ですね。
今ではアイルランドの大手の織物メーカーさんも、この毛糸を使ったブランケットやセーターを出しています。

私は長年この毛糸でもの作りをしているので、ギフトショップなどに行くとこの毛糸を使って編まれたアイルランド産のセーターなどにもすぐ気がついてしまいます。
並太なので、アランセーター作りに最適な毛糸です。

DSCF8878.jpg
スカーレット。冬の暮らしに欲しくなるきれいな朱色。

この毛糸のもう一つの大好きなところは、ずばり「色」です。
一つ一つの毛糸の色が、私が普段親しんでいるアイルランドの自然の中にある色そのものなんですね。空の色。花の色。木の実の色。秋の落ち葉の色。なーんて美しい毛糸かしらん!

DSCF8816.jpg
ミルキーブルー。どこまでも優しい色。

一見単糸に見えるこの毛糸、ところどころ太くなったり細くなったりと不均等な糸の太さも魅力的です。ちょっと手紡ぎのような素朴さがあって、見ているだけでうっとりしてしまいます。

DSCF8819.jpg
アザミ。大好きな色の一つです。

この毛糸、私が少し調べた限りでは日本国内では販売されていないようです。
羊毛100%。
アランセーターは編めなくとも、マフラーや帽子ならできるかも・・そんな皆さんに。この冬、アイルランドの毛糸をぜひどうぞ。

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2017.11.02 00:33|レシピ
昨日はハロウィーンでしたね。皆さんはどのように過ごされましたか?
本日11月1日はアイルランドでは諸聖人の日。今週いっぱいは子どもたちもハロウィーン休暇で学校がお休みです。

今年のハロウィーンでは、我が家は早々にカボチャをくり抜いて玄関先に飾り、毎晩ロウソクを入れて楽しみました。

ハロウィーン2017 (3)

ハロウィーンにはナッツを食べる習慣があるので、昨夜はピーナッツをオーブンで軽くローストして家族で食べ、子どもたちはコスチュームを着て近くの町村に友だちと出かけ、Trick or Treating。バッグにいっぱいのお菓子を持ち帰ってホクホクです。暗くなってからはパットさんが家の裏に焚き火をこしらえてくれたので、火の回りに座って近所の子どもたちと過ごしました。

さて、ハロウィーンと言えば不定期便でも以前ご紹介したことのあるバームブラック(Barm Brack)と呼ばれるフルーツケーキを食べるのが恒例です。(過去の記事→「ケーキの中の指輪」)

記事のタイトルにもある通り、このケーキには指輪を入れます。

バームブラック2017 (11)

ほら、スーパーで売られるバームブラックにも「メタルリング」の表示がありますよ。

今年もお店で買ったり、友人からの手土産でいただいたりしたバームブラックですが、今回初めて自分でこの贅沢なケーキを焼いてみよう!と思い立ちました。というわけで、今日はバームブラックのレシピをご紹介したいと思います。

******ハロウィーンの伝統菓子バーブブラック(Barm Brack) 材料******
レーズン、サルタナ、カレンツ 各100g(計300g)
紅茶(冷ましたもの) 200ml
ウィスキー 50ml
薄力粉 220g
ベーキングパウダー 小さじ2
ブラウンシュガー 120g
ミックススパイス 小さじ1
卵 1個
指輪(飾りのない安価なもの!)

①まずはケーキを焼く前日の夜、ドライフルーツをボウルに入れて冷めた紅茶とウィスキーを注ぎ入れます。こうして一晩漬けておきます。紅茶とウィスキーというところが、いかにもアイルランドらしいですね。紅茶はもちろん、アイルランドのバリーズティーで作りました。
バームブラック2017 (8)

②翌日。薄力粉、ベーキングパウダー、ブラウンシュガー、ミックススパイス、卵をすべてボウルに入れます。
バームブラック2017 (6)

③木べらなどで丁寧に混ぜます。ややドライな感じがしても心配無用、この後に入れるフルーツにたっぷり水分が含まれています。
バームブラック2017 (5)

④いよいよフルーツ投入です!生地が一気にベトッとしてきます。やや重いぐらいの生地が理想的です。
バームブラック2017 (4)

⑤どうしても水分が足りないと感じたら、フルーツを取り除いた後の紅茶とウィスキーのミックスを少し足してみてください。
バームブラック2017 (3)

⑥おっと、忘れるところでした。ちゃんと指輪も入れてくださいね!
バームブラック2017 (9)

⑦型に流し入れ、170℃のオーブンで1時間じっくり焼きます。
バームブラック2017 (2)

⑧完成です。しっとりモイストでどっしりとしたフルーツケーキ、バームブラックはティーブラック(Tea Brack)、ティーケーキ(Tea Cake)などとも呼ばれます。
バームブラック2017 (1)

市販のバームブラックに比べ、こちらはスパイスがたっぷり、フルーツがどっさり入っているので非常に贅沢な風味です。

バームブラック2017 (12)

あっ、リング見~つけた!見えるかな、スライスの底の部分にあります。

バームブラック2017 (15)

リングが当たったのは遊びに来ていた友人の息子ルーク。アメリカ育ちのルークは「で?指輪があたるとどんな意味があるの?」と素朴な疑問。パットさんに「一年以内に結婚するっていう意味だよ、おめでとう!」とからかわれていました。ちなみにルークは15歳です。

バームブラックはハロウィーンにまつわる焼き菓子ですが、季節を問わずおいしくいただける紅茶のお供です。スライスしてバターを塗って食べてもおいしいですよ。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。

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2017.10.23 08:23|毛糸と私
9月とか10月という月はたいていお天気が安定しているものですが、今年はちょっと違います。
とにかく雨が多く、ほぼ毎日降っているのではないかしら。雨が降っているのが普通だから、1日でも雨粒の落ちない日があると驚いたりします。

外でできる作業が限られてきたら、家の中で糸紡ぎ。
今月も、午前中の時間は紡ぎ車に向かうことの多い私です。

スピニング2017年10月 (5)

去年紡いで中途半端に残っていたピンク、茶、ブルーの単糸を見つけました。もともとフェルト用の羊毛玉であったのを紡いでみたものです。
近所の有機農家さんから買ったベージュ色の羊の原毛を別に紡いで、カラフルなこれらの単糸と一緒に撚るPlyingという作業を終えると、双糸と呼ばれる毛糸が完成します。

スピニング2017年10月 (1)

何に使うかは未定だけど、なかなかいい感じ。
普段、私の紡ぎは原毛のみです。染め、という作業はまた違う分野で、興味はあるのですが今のところ羊のナチュラルな色の毛を紡ぐだけで十分幸せ、手一杯です。

スピニング2017年10月 (4)

でも、色のある糸は楽しいものですね。

お湯できれいに洗って、干して、巻いて。するとやっと毛糸玉ができて、編むことができるようになります。
初めて買ったワインダーを使って、自分の毛糸を巻いてみました。

スピニング2017年10月 (8)

紡いでばかりいると当然のことながら毛糸だけが増えていき収拾がつかなくなるので、編んでいかねばなりません。
次回はそんな写真もご紹介したいと思っています。

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2017.10.12 09:03|アイルランドのスポーツ
先月末にアメリカ、フロリダ州で世界ボート選手権が開催されていましたが、日本でも報道されていたのでしょうか。
ボート競技はややマイナーなスポーツかもしれませんが、日本からも選手団が参加していたようです。

オリンピック競技にもなっているこのボート競技、実は近年アイルランドの得意分野なんですね。
馴染みのない方のために、ボート競技の動画を載せてみます。



スピーディーでエキサイティング、見ていて大変面白いスポーツです。伝統的にはヨーロッパ圏の国々が圧倒的に強いですね。
今回の世界選手権もアイルランドでは数日にわたりハイライトのテレビ番組が組まれ、盛り上がっていました。
というのも、アイルランドはなんと金メダルを2つも獲得したのです!おめでとう~。

一つはポール・オドノヴァン(Paul O'Donovan)の男子シングル軽量級。彼は去年のオランダにおける同選手権からの連続優勝です。

もう一つはシェイン・オドゥリスコル(Shane O'Driscoll)とマーク・オドノヴァン(Mark O'Donovan)による男子ダブルス軽量級の金メダル。素晴らしい!

ボートが熱い!コークが熱い!2

ここに、なんとも面白い事実があります。
彼ら金メダリストを含む選手の多くが、実はアイルランドのある特定の場所から輩出されているのです。
それは、アイルランド南部にあるコーク州、それも西コークにあるスキバリーン(Skibbereen)という町です。この町をゆるやかに流れる川を拠点に、昔からボート競技が盛んな地域です。

鍛えられた筋肉でスポーティーなイメージの彼らですが、コークの人たちなのでむろん話し方もコーク流!世界選手権という舞台に流れるウェストコーク訛りがたまりません。

シングルで金メダルを取ったポール・オドノヴァンは、実はガリーと二人兄弟で2016年のリオオリンピックでも銀メダルを取っています。その時の二人をまとめた動画がこちら。さあ、二人の英語、聞き取りが難しいですよ~。



人口2500人ほどの小さな田舎町から、世界に通用する選手たちが続々と生まれているということ。地元の人たちにとっては大変な誇りではないでしょうか。

ボートが熱い!コークが熱い!3

まさに、豊かに流れる川や湖に恵まれたアイルランドの風土が支えるスポーツ。今後も注目していきたいと思います。

ちなみに金メダリストたちのO'DriscollとO'Donovanという名前はいずれもウェストコークの代名詞のような名前、だそうですよ。

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望月えりか

Author:望月えりか
ウェブサイト「アイルランド田舎生活」のブログ版、日々の暮らしの様子をエッセイにしてお届けしています。
2004年よりアイルランド人の夫、一姫二太郎と4人でアイルランド西部の小さな村に暮らしています。
アイルランドの自然と伝統音楽に囲まれながらオーガニックな野菜作りと食生活、農家さんの羊毛で糸紡ぎ。アイルランド伝統音楽プロジェクト「ブラックバードミュージック」運営。フィドルを弾いたりフルートを吹いたり。
新聞、雑誌等プレスへの寄稿文依頼はirishcountrylife@gmail.comまでお問い合わせください。

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