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ブラックベリージャムの作り方

我が家の秋のイベント、ブラックベリージャム作りは10月に入ってもまだ続いています。
9月にせっせと摘んだブラックベリーは全て冷凍してあるので、時間を見つけてはこれを取り出して何回かに分けて作っています。今年の目標は30瓶!というわけで、作り方を紹介します。

まず大きめの鍋にブラックベリーを凍ったまま放り込んで、コンロにかけます。一煮立ちしたらレモン1個分の絞り汁を加えます。更にグラニュー糖1キロをどっさり流し込みます。ブラックベリーの分量はいつも目分量でやっているので・・あしからず。
沸騰したら弱火にして、蓋はせずにコトコト30分ほど煮ます。

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表面のあぶくがマグマのようにつやを帯びて、かつ停滞時間が長くなったら十分に煮詰まった証拠です。
大切なのは、この間ジャムを流し込むための瓶とその蓋をしっかり煮沸消毒しておくことです。これをしないと、しばらくしてジャムにカビが生えたり、味が落ちる原因にもなるので大事なプロセスの一つです。
火を止めて、同じく煮沸消毒済みのおたまでジャムをすくって手早く瓶に流し込んでいきます。冷める前に蓋をきっちりとして、ブラックベリージャムの完成です。

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十分な砂糖が入っていなかったり、しっかり煮詰めきれていないとジャムが冷めても固まらず、ドロドロになるのでこの二つが押さえどころと言えるでしょうか。それ以外は実にシンプル、たねも仕掛けもありません。

この日は13瓶のジャムができました。
基本的には自宅用ですが、友だちの家に遊びに行った時などの手土産にすると喜ばれるのであっという間になくなりそうです。
今年はベリーの収穫が多かったせいで、目標の30瓶はあっという間に達成、冷凍庫の中にはまだブラックベリーが眠っています。次はいつ作ろうかしら。

うちの嫁は

英文ロゴの入った日本製の服には注意が必要です。英語が入っていると何となくカッコいい感じがして、書いてある内容よりもデザイン重視でつい買ってしまいがちですが、英語圏で暮らすようになるとどうも気になって仕方がありません。

せっかくいただいた子ども服などでも、スペル違いや日本語英語が氾濫しているものがあまりに多くて驚きます。デザインがかわいくても、どうしてもこちらに住んでいる限り着せられない、ということが起こってきます。本当に残念なことです。

逆のパターンもよく見かけます。アイルランド人が着ているTシャツに何やら漢字が入っていることがときどきあるのです。日本人の発想とまったく同じで、「漢字が入ってるとカッコいい」という風潮があるようです。ヨーロッパではおしゃれ感覚で小さな刺青を腕や首筋に入れている人がいますが、これが「愛」やら「龍」といった漢字の場合もあります。漢字の形がカッコいいという感覚は何となく分かりますが、日本人の目からするとやっぱりちょっとちぐはぐです。
最近衝撃的だったTシャツは、真ん中に大きく「国勢調査」という文字が!国勢調査・・・。本人がこの漢字の意味を知る由もありません。

もう一つ、おかしいTシャツがありました。6月に日本で夫が買ったTシャツです。それも、「日本語のロゴが入ったTシャツが欲しい」と言って一人で渋谷に出かけ、しかもセンター街で購入したらしい・・・若い!
その夕方、ご機嫌で帰ってきた夫はさっそく私に買ったTシャツを見せてくれました。エンジ色で、胸元には縦書きで「うちの嫁は・・」とあります。なんか嫌な予感。
そして、背中には大きく「鬼嫁」!!!周りに桜も散ってるし。それって私のこと!?
もちろん本人は意味など分からずデザインで買っただけなので、意味を教えてあげるとたいそう怒ってがっかりしていましたが、最近はなかなか面白いネタだと思うようになったようで、先週久し振りに会った日本人の友達に見せていました。
彼女も大笑いで、「これ隣で着られたら一緒に外出できないですね!」
まさにその通り。
でも、アイルランドにいる間は・・・きっと何が書いてあるかなんて誰も気がつかないですね。

初めての嘘

アイルランドの9月はもうすっかり秋の気配がしています。この時期はなぜかいつも天候に恵まれ、今年も落ち着いた天気が続いています。
そんな中、最近の私の日課はブラックベリー摘み。
茂みや生け垣に自生するブラックベリーの実はジャム作りに最適で、この季節になると時間を見つけてはボウルを抱えて外に出ます。去年とおととしは冷夏で雨が多かったためにブラックベリーの実りも悪かったのですが、今年はまずまずの収穫が期待できそうです。

ある日、娘のリラにも小さなボウルを持たせて二人で散歩がてらブラックベリー摘みに出かけました。
リラはトゲだらけのブラックベリーのツルを気にしてなかなか自分では収穫できず、結局私が摘んだのをボウルに分けてあげていました。後ろからついてくるリラ、すると突然「ママ、リラはベリー食べてないからね〜」と言います。「そうね、食べないでね。食べちゃったらジャム作れなくなっちゃうからね」と答えてしばらく行くと、また「リラはベリー食べてないよ」。
ん?なんかおかしい!今度は振り返って見ると、リラの口の周りはベリーで真っ黒!私を見てニコニコ笑っています。思わずぷっとふき出しそうになりましたが、しばらく様子を見ることに。すると、リラは私に背を向けて自分の小さなボウルに手を入れて・・・やっぱり食べてるじゃないの〜!
あまりにかわいいので叱る気にもなりませんでしたが、リラが私についた初めての嘘でした。

嘘をつくのもそれだけ知恵がついてきたということだし、発達のサインです。来月にはリラも4歳です。

今年のハーリングの王者はやっぱりキルケニー

今日の午後、ダブリンのクロークパークにてハーリングの決勝戦が行われました。

ハーリング(Hurling)とはアイルランドの国技で、ラグビーやサッカーよりもやや大きいフィールドを使って行われる球技です。15人の選手がホッケーに似たスティックを持って、テニスボールほどの球を巧みに操りながら互いのゴールを目指します。サッカーだったらとっくにファウルを取られているようなタックルもOKで、荒々しい競い合いが目立ちます。そのため時に流血の騒ぎになることもありますが、見ていてとても面白いスポーツなのです。

アイルランド人、特に私の住むクレア州を含むアイルランド西部や南部の人たちはこのハーリングが大好きで、他のどんな国際スポーツよりも人気があります。
毎年夏に州対抗のハーリング大会があり、この季節になるとテレビでもラジオでも毎週末ゲームの中継をします。今日はその決勝、クレアのお隣さんでもあるティペラリー州とキルケニー州とのゲームでした。

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試合は息を呑むような接戦で、どのスコアも素晴らしくレベルの高いものでした。後半でキルケニーが持ち前の技術と巧みなチームワークで差を広げ、結果的には余裕の勝利となりました。
キルケニーの優勝は実は今年で連続4年目。キルケニーの人々にとっては喜ばしいことですが、アイルランドの多くの人がティペラリーに願いを託していたのは事実です。今年あたりでそろそろ王者キルケニーを阻んでほしいところでした。

このハーリングの熱が冷めると、アイルランドの短い夏が終わります。

大家族

今年5月のある日曜日、アメリカに住むジョニー叔父さんが夫の実家に遊びにやってきました。ジョニーは義父の弟で、若い頃アメリカに行って軍隊に入り、それからずっと米国暮らしです。アイルランド系アメリカ人の奥様と出会い、子どもは7人いるそう。この日は娘のノーラと一緒にご飯を食べに来ました。
毎年この時期になると、ノーラと二人で故郷のアイルランドに戻ってくるのがジョニーの習慣です。ケリーの生まれ育った小さな村を訪れた後は、必ずエニスの夫の実家を訪ねます。いつも電話でしか話すことができない弟との年に一度の再会ですから、夫の両親にとってはいつも一大イベントです。

この日もオファリーから長男の奥さんがディナーの手伝いに駆けつけ、次男坊の私の夫と私たち、4男、5男も子連れでやってきて、決して大きくはない実家は人でいっぱいになりました。数えてみたら18人もいました。しかも、そのうち9人は子ども。アイルランドに5年も住んでいると、子どもが7人いると聞いてももうぴくりともしません。かえって子どもの数が多い方が家族も増えて、こんなイベントの時には楽しいものだと思うようになりました。リラとショーンも、夫の側だけでいとこが12人もいるのでたくさん遊んでもらえて大喜びです。

この日、私はノーラに返さなくてはならないものがありました。以前、ノーラの妹グレイスのことが書かれた日本語の記事を渡されて、「日本の雑誌に載った記事なんだけど、なんて書いてあるのか分からないの、訳してくれない?」と頼まれていたのです。ずるずると時間が過ぎて1年以上も経ってしまいましたが、この日やっと手渡すことができました。
グレイスは画家で、ロンドンにもう何年も住んでいます。私も一度会ったことがあって、快活な2児の母でもあります。彼女の記事が載った日本の雑誌とは女性ファッション誌の「装苑」で、「ポール・スミスが発見した女性アーティストたち」という特集の中で取り上げられた一人だったようです。

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グレイスのホームページはこちらです。
http://www.grace-oconnor.com/
「装苑」・・・懐かしい!